10月27日(日)

 NO,085(認定試験不合格?のクラフトマン)

 

 
 
このゴルフ業界に JISやJAS等のような公共の機関で その業界にひとつの約束や規則事を提案し 消費者を守る組織だったものが仮にあれば もう少しだけでも心配する事が少なくなるかも知れません。
“ブレーキホースが規格外の耐用で車のブレーキが効かなくなる” とか “食べると発癌性のある食品添加物が入っている” とかは普段の生活からは何ら心配せずに過ごせるのは実に当たり前で大切な事です。
ゴルフクラブの出来映えでは 人の命を脅かしたり 身体に害を与えたりする事ではありません。 しかし皆さんは たかが趣味趣向のゴルフに使う道具だから 真っ直ぐ飛ばないのはゴルフクラブを使いこなすプレーヤーの腕次第だからと思っていらっしゃっても クラブを造り、買っていただく側が 工業製品の一部であっても品質の保持、公正性が無く ルールなしの何でも有り状態で自由に放置すれば多様化、複雑化、無秩序化して消費者が迷惑を受けるだけで無く いつかは社会から認知されなくなる業界になる危機感を持つべきだと思います。
 ある方が当店でシャフトのスパインコントロールを依頼頂いたとき グリップが新しい割に結構太く付けられていました つい先日あるショップで交換したそうです。 仕上がった時太く付けられている為 「太い!」と 訴えても相手(本職の人?)が 「これ以上細く挿すことは出来ません」と 言われたそうです ラバー製でコードは入っていませんからもっと充分にグリップを伸ばして挿せば 無理なく手の大きさにあわせて細く装着出来るはずです。 決してその方の訴えは技術的に出来ない事ではなく 挿してしまってある都合上、挿し直すのが面倒だったのか? 再度挿し直す技術が無いのか? 細く挿す技術が元々作業する側の知識に無いのか? 当方は非常に疑問です。 当然シャフトを脱着しスパインアライメントする時にグリップも脱着作業します。 手を見て仕上げる太さを確認さえしておれば 下巻きテープが何回と決めておける訳で 手にピッタリの太さでその仕上がりが先に読めます。 そんな初歩的な考えが欠如しているのに費用を頂戴して仕事をするプロの技術とは決して申せません。 くっ付けるだけのグリップ交換なら 素人が知り合いの人に頼まれてする程度の技術で充分です。
 
日本のゴルフ業界で “クラブ工房” の看板を挙げるのに資格認定試験、技術力の検定や評価試験は有りません また登録制でもなく組合や協会 規格値を決定する組織が無いのです 「日本ゴルフ用品協会」は有っても規格数値の提示をしたり 判断基準となる数値の管理体系は一切示しません。 米国ではパーツコンポーネントビジネス業者の団体で PCS(プロフェッショナル・クラブメーカーズ・ソサエティー)や GCA(ゴルフクラブメーカーズ・アソシエーション)というような 高レベルの技術修得を目指す非営利の団体が 数多く存在します。 
日本では「プレシジョンジャパン」が ようやくチューンナップショップに呼びかけチューンナップの重要性と 技術の向上、専門知識の拡充を訴え GGC(グリーングラスクラブ)という組織をたちあげました。 米国に遅れを多少はとっていても 幾分か将来は楽しみです。