11月12日(火)

 NO,087(最近多い問い合わせの内容 その4)

 

 
 よく聴かれ何時も同じ内容でお答えし 結果あまり釈然としないお話しがあります。 人間にはさまざまな考えや判断基準がある事は分かっているつもりですが どうもこれだけ多くの方に訴えられると 自分の考えが間違っている為なのか 考えを正すべき事か 分からなくても分かった様な顔をしたり 自分の意に反して仕事を引き受ける必要があるのか 若干心配になります。 例えば

「以前のクラブに比べ #7アイアンが5ヤード ショートする」

「全体に少し前に飛ぶように 球の高さはかえずロフトを起こしたい」

「距離は良いけれど 球筋が低い(高い)」

「球が軽くて 重く伸びる球筋にならないか」

「シャフトがビンビンして インパクトでソリッド過ぎる」

「ヘッドが降りてこないから 打ちにいくとアタリが 甘い」

と言うように やや具体的な内容から 全く抽象的で理解しづらい事までおっしゃって来られます。 殆どの方は一般の市販品を買って使われているか カタログのキャッチコピーだけでリシャフトをどちらかで依頼されたり 店側に言われるままチューンナップの様な仕事?を頼まれたり その後当店へ相談に来場されるのですが なにせ お客様がおっしゃる事ですから当然耳をかたむけ 自らの技術を駆使し出来る限りの作業で問題を解決し満足はして頂きたいわけですが 今回アイアンクラブの番手での「飛距離」には一言申し上げたい事があります。
「以前のクラブより飛ばない、距離がもう少し欲しい、番手分距離が出ない・・・」
これらについては全て “予定では以前のクラブに比べると、いつものあの人と比べると、買った時の思惑と違って・・・” がつきものの様に思います。飛距離に不満があってもそのクラブが持ち合わせる最大の、またコンスタントな飛距離が例え若干ショートであっても#7で届かなければ#6で打ち #3で打ち辛ければ #7ウッドを使って その残りのヤーデージを埋めればそれでよいのではないでしょうか?と当方は考えアドバイスするのですが ロフトを起こせ、シャフトを替えろと待った無しで単に 「飛距離アップ」だけを 多くの方が望まれるのです。 
アイアンは9〜10本組であって全番手を駆使し 決して#7で #9でどれだけ飛ぶのかを競うのがゴルフの勝負ではない筈です 確かに以前に比べ大きな番手を使うことは不利であり 他のプレーヤーに対し随分抵抗があるのでしょう。 しかしアイアンに本来望まれる事は打った球が飛びすぎても飛ばなさ過ぎても また“ブレる巾”が出来るだけ少ない事が重要なのです。 ストロングロフトだとか何とか言っては 角度を起こして番手だけを小さく付ける そうすると飛んでいる球の弾道は低いのに番手だけが異様に小さい可笑しな具合ではた目には滑稽です。 打てない、使えない大きな番手までバッグに入れず 持って行く全ての番手を打ち、使うことが出来 番手次第で本来の球の高さ、残る距離の割りふりがコンビネーション出来 安定した弾道、着弾点が予定出来る最も良いシャフトのセレクションさえ怠りなくしておけば 無駄ムラな買い物を防ぐ事が出来てお互いに都合が良いのではないかと考え アドバイスするのですがなかなか納得して頂けません。 見栄や虚栄ではゴルフをしない事がクラブ選びより難しい事は 結果の出ない問題を解きほぐしプレーヤーの意思に店主が半ば反抗するわけですから悩み多い事柄のひとつであるのが事実です。