3月17日(土)

 NO,053 (ゴルフフェアの報告・・・そのB)

 

 
 
ゴルフフェアも終わり 電話で各地から問い合わせやメールをいただく忙しさに感けて「日報ノート」が思う様次々に記せません 先日来慣性モーメントの事で問い合わせを頂いておりました。この事ばかりでなくゴルフフェアで感じた またゴルフ用品界の反省を題材に暫らくぶりに記したいと思います。
「慣性モーメント」はここ一年程の間に週刊誌、専門誌紙面上で ヘッド単体、クラブの打ち比べでその“打ち易さ”の随分目安となる数値と判断されている様です それでは慣性モーメント自体 最近判明した1つのファクターかと言うとそういう物でもなく、かねがね以前からクラブを売ろうとする側がカタログに宣伝、コマーシャルするキャッチコピーには シャフトの振動数やトルク、ヘッドの体積や重心の深度 ヒッティングエリアの高さや広さ ヘッドの厚みやフェースの素材 スピン量や反発係数・・…等が羅列され誰が使って打っても 真っ直ぐにしか飛ばせないようなコメントでやたら紙面を覆い尽くし その都度その其々が一番のファクターと囚われてみたりしていた事が当たり前のようでした。
 それでは一般消費者はその時々でなにを目安に自分にあったクラブを選べば良いのか?ヘッドだけでなくシャフトはどうなのか?グリップの種類 太さはどうなのか?クラブの長さは?一本の重さは?バランスは?ウエイトポイントは?・・…???
 ふつう考えても 慣性モーメントの数値だけでは判断できない事の筈です しかも紙面上で慣性モーメントの数値が提示されている内容はまず「シャフト軸廻りのモーメント数値」だけでヘッドが持ち合わせる「モーメント」には他に G点(センターオブ・グラビティーポイント
= 重心)を基点に地面と水平な軸廻りのモーメントと G点を基点に地面と垂直な軸廻りのモーメントが存在するのです これらは球筋の上下、左右の飛球範囲に影響し単にシャフト軸廻りのモーメントの大小だけでは 判断できない重要なファクターでもあることを知らせずして 全てが軸廻りのモーメントの大小でヘッドの良し悪しまで決めつけられる様相です。何故こうなってしまうのか? このパターンがこの業界で多く見うけられるのか? 
 ゴルフフェアも三日間現地で経験して そう見うけてしまうのは 私の性格が歪んでいるのかどうかは皆さんの判断にお任せするとして 一言 「売りが他に無い!」それだけの事と断言いたします。
 残念な事にそう次々革新的な話題、商材はこのゴルフ業界にはありません。そこで少し目先の変わった事柄 内容で今年一年売りきろう、話題性や新鮮さ ユニークさや独創性を提供して乗り切ろう、数々あるクラブ選びのファクターも今年や来年は「モーメント」を(軸廻りだけでも)前面に打ち出してその数値、大小を論じて次ぎにはまた違う観点から クラブ選びに新鮮さを与えるようなファクターを今日や昨日発見したかの様に解説しようと 悪く言えば企てている“仕掛けが有る”と感じます。けっしてこういう言い方はゴルフ業界に立場する側の言い分でないかも知れませんが一般消費者が“踊らされている事”で業界が販路を見出す半ば一方的な商売が成り立っているかもしれない怖い現実を感じております。