3月24日(日)

 NO,054 (ゴルフフェアの報告・・・そのC)

 

 
 
一流と呼ばれるブランドを好む考えはゴルファーの中に多くいらっしゃると思います。 それはステイタスであり、見栄もあり そして何より品質に対しての信頼性ではないでしょうか。 無名品、無印品より有名メーカー品を好んで選ぶゴルファーが大半でしょう データに基ずく数値、 試打評価をあらゆる紙面、情報誌で収集され 信頼をおくショップで買ったクラブの内容 品質が実はバラついていて 思うとうりに飛ばなかったらどうしますか? 信頼しているデータ数値はどのメーカー、クラブも果たして均一、同一なのかは全く当てにならない個体差(品質のバラつき)の為 量産品と呼ばれる一括りの商材、内容は容易に把握する事はできないのが現実です。
 最近でこそメーカースペックのロフト、ライやプログレッション 重心アングル、シャフト重量 スイングバランス・…がカタログに掲示されるようになりました ユーザーは信じて疑わず 打って狙った他に飛ぶのは腕の為だと思うでしょう 今般のモーメント数値も 随分大きいのを選んではいるのに そのヘッドで上手く打てない自分を責める方が今後は多く存在されるのではないでしょうか? 慣性モーメントの数値が資料の上では最大を謳っていても 買ったクラブは計測されたヘッド其の物と全く同じ数値になる内容か またシャフトが装着された状態で そのシャフトの持ち味(硬さやトルク バランスポイント、ベンドポイント…)の為に 若しくはグリップの装着具合ひとつで… あらゆるファクターも想定すると 決して 慣性モーメントの数値だけで全てが打ち易さ 曲がり難さを解決し 問題なく球が真っ直ぐに飛ぶ根拠にはならない筈です。
商品カタログに掲示されているスペックはあくまで予定であり 商品個々のスペックではありません。それは量産品が同じスペックに全て仕上げ均一化を計ることは不可能な事だからです
 月刊誌 週刊誌には必ずクラブ評論家と称される著名な方が最新型のギアを各視点から評されています しかしそれらはメーカーとの半ばタイアップであり各個々単体の造り、内容の良し悪しは評価されてはいません。 平均的なユーザーには適当か どういうユーザーにあった商品かは判断できる程度の また全てのギアが合格点に相当する無難な評論しか訴える事が出来ない事は残念ながら致し方無い事と考えます。 そう言った解説では品質レベルや 価格相応、 内容の良し悪し吟味までは出来ないで それを一般消費者が読んだ結果 トータルなウワベの綺麗事だけで判断し購入に値するか しないかの選択肢は一般消費者に委ねては論客ぶった評論がメーカーとの折り合いの良さを上手く販促にプラス効果を求めて “企てている何かの仕掛け”が有るような気配ではないでしょうか?
 無難な評論と「最新型のモデル! プロ使用品 人気ナンバーワン!」等を謳っては 上手く噛み合い 販促に効果、期待の掛かる皮肉な話しで 今年のイチオシクラブがどんどん登場してくる時期でもあります。店主のわたくしにはクラブを評論するような裁量は断じてありません。 が 元来クラブを直し、組み立て、造り、メンテナンス、チューンナップをして ユーザーに喜んでいただける手法、技法には自信があります。
 メーカーブランドである事の有名さや 著名な方が評論された紙面、文面の数値や試打評価に遠慮、臆することなく そのユーザーにベストなフィッテイングが可能な店であるべく データの蓄積と数値の管理も是非必要ではあると思いますが 試打された情報、意見は技量の上手い、下手でなく直に生のダイレクトな声、評価として 個体差の壁を踏破したフィッテングに徹して 本来の物造りに精進する考えを大切にしていこうと思います。 それは来場いただくゴルファーが店主の考えに傾倒頂ける「聴く耳」を持っていただける事に他なりません。