1月20日(月)

NO,097 (ギャレーヂ店主はこんな奴 完結編)

 


 
親父の没後 人さまのお世話になり借りた店でスタートを切り約一年「これでイケルかな?」 と順調に小さいながら “ゴルフギャレーヂ” を営業致しておりました。ところが世間の厳しさと 人さまのお世話になる事が如何に難しいかを教えてもらう事の一年でもあり 思えば考えの甘さ、今後商売に生かす必要な鉄則が身を持って体験できた勉強の間だと 今思えば有り難く感じる充実の期間でもありました その年の暮れマタ借りした店をたたみ 「未だ早い。体力(資力)不足、経験不足でもう一回勉強しよう」 と先輩(ゴルフ部OB)の経営される打球練習場へ就職し“黄金の丁稚時代パートV”を迎えたのです。
 
インショップの店長として女性とコンビを組んでの物販の仕事です 安定した生活で最愛の女性も娶ることができ 販売は再々度の勉強です。 丁稚も経験をパートVまで積むと 世間はバブルの時代に突入し勝手に「番頭格」にまで昇級したように売り上げはうなぎのぼり たかが十二坪のインショップで年間売り上げが一億円を突破 並行して持ち込んだ以前からの自前の機材を 倉庫の中に“オープンキッチン型の工房”を再開すれば客に大受け 専門業者に出さずにその場で出来る修理やチューンナップで大盛況 やがて就職した気楽さやバブルの上気した風潮が蔓延してきだした勤続4年目頃 待望の第2子である長男が誕生しました。 お蔭様で給与面や休日も非常に優遇いただけ 勤めているうちは順風満帆 本当に何の不満もありません。世は正にバブルの最高潮の時、実際私でも“ヘッドハンティング” に数回声を掛けていただけました。 これからオープンする店の店長で給料は1.5倍、住まいの提供、車はプレゼント しかも将来はアアでコウで・・・・とか 今来てくれれば仕入れの部長で部下を3人付けて店の利益の半分は・・・とか ところが自身は全く気持ちがのらず嬉しくも楽しくもありませんでした。
 所詮勤める気楽さはあっても 将来このままで満足はしておれないのは自分で分っています。 「長男も出来たし 今かな?」 もう勉強は足っているだろうし 世間の景気が右肩上がりでこのまま過ぎていくと・・・ かと言って今の境遇を捨て誰が何業をしても融資が受けることができ 商売をして絶対成功間違い無しとは限りません 浮いた考えで もう失敗は許されません 一生の事は他に相談する相手は他にいません 女房のみです。 「自分の店を持ちたい!」 と二人でいろいろ考えシュミレーションをしました 退職し自営の「ゴルフギャレーヂへのチャレンジ」 に結論はGO! それは時として平成3年の暮れバブルがはじけて 景気がどん底に向かう最悪の時代直前に出した答えだったのです。
 年が明け平成4年4月 現地にオープン・・・ それから10年強が経ち現在に至ります。 時代は今 景気の低迷、デフレの時代、先行き感不透明、 倒産件数は過去最悪・・・
『しかしこれからでしょう 飽くなき本物の追求と 真面目な商売が生き残っていく時は・・』 と 
世間の教えに従い家内と店主は永続的な商売をさせていただこうと考えております。