3月11日(火)

NO,104ゴルフフェア出展で 思い考えさせられたこと

 


 
今年のゴルフフェアは去年に比べ来場者数は随分減少したように感じました。 見うける年齢層もバラエティーではありましたが相対的に若い方が極めて少なく 出展ブースの数や内容も大手のメーカーは相変わらずの様相でしたが パーツコンポーネントビジネス関係でシャフトメーカー以外のウッドヘッド、アイアンヘッド、チューンナップ機材を扱うブースは年々減少気味で 今年は賑わいが全然無かった様に思い先行きがとても不安に感じていた方も多かったと思います。 
 しかしシャフトメーカーはナショナルブランドに採用、装着され市場に出まわりますし グリップメーカーも同様に黒子となってOEM先として稼動しブランド仕様のグリップで生産、装着されます ヘッド工場も国内の鍛造工場、海外工場を持つメーカーは 春先まで今年のニューモデルをナショナルブランドからの発注で忙しく銘々各社は閑散期よりは一息つけているのでしょうが 私自身が約10年前に経験したような「工房展開のみの店作り」に必要な機材の輸入商社、道具工具製造工場、ヘッドやシャフトのパーツビジネス問屋、チューンナップ用機材を展示するブースや“測定器の展示デモ”は減数の一途で当時の面影は殆どありません。10年ほど昔のフェアでは新考案の機材や一般人を対象にフェアの期間は程好い時間になると“デモ”があり人だかりの中実演販売されて その場で機材の注文が飛び交っていました 私も毎年上京して年間に仕入れる商材の見聞や情報交換、都内で噂の店を見て日帰り出張致しておりましたし フェアの為の上京は毎年必要と考えておりました。
 当店には年鑑タイプの「業界一覧の製品カタログ」がずっと以前の年度号から置いてあります 久し振りに10年ほど昔となる92年、93年あたりの“パーツコンポーネントビジネス”のページをめくってみました。すると当店でも導入していた懐かしい機材や その当時流行ったデザインのヘッド、当時の最先端をいく素材や製法の華々しい頃の商材がオンパレードです あの当時を振り返るとパーツコンポーネントビジネスが最高潮に盛り上がりを見せて“ズブの素人の方”までが勝手にアッセンブルをしたり ゴルフショップの経営者側もこれからの商売は物販だけの展開から脱却してチューンナップ技術の修得やクラフトマの養成を誰しも必要と感じ 店作りの内容方向転換を考えていた筈でした 時代のすう勢、変化はあろうものの「売ろうとする業者、買おうとする店側」の「ビジネス、商売の儲けだけ」を求めた結果の“チューンナップショップ”の業種が順風満帆であったその昔に比較して ここ最近ゴルフ業界でも業種業態をパーツビジネスに懸けて この数年にブース出展したり向学の為毎回上京してフェアを見たりする業界人は果たしてどれ位の人数がいるのでしょうか 単年度のブース出展はされても今年はしないとか去年は見に上京したけれど今年は行かないとかの考えや方や事情はさまざまでしょうし 出す側、見る側にそれぞれゴルフフェア自体のあり方や問題点を意見したい部分はたくさんあるとも思います が 一過性で商売、ビジネスを見越しただけのチューンナップショップは客側のニーズや景気の動向 揚げ句は技術力の無さを露呈し 元の手短で楽な商売を求めて物販店だけに戻ってみたりして 今現実は試打ネットの内側に在庫の商品が山積みで球を打てず 試打クラブのグリップは持つ気もしないズルズルの状態で 実際にクラフトマンは存在しないグリップ交換専門店のような状況では淋しい限りであります。
 ゴルフクラブに必要な「チューンナップ、メンテナンス、アライメント」という言葉がここ十数年でようやく一般消費者に浸透してきました 昔は「腕で打つからクラブはその後」が定説でした これからもそう信じて真っ直ぐ上手く飛ばせないクラブで 疑心暗鬼な状態が続く方も多くいらっしゃることでしょう しかしこのゴルフ業界でニッチな業態であっても将来も絶対に必要不可欠で 必ずいつか大切さを認知いただける筈の「チューンナップショップ」の存在を信じて精進努力しようと考えさせられたゴルフフェアでした。