4月22日(火)

NO,108(最近多くある仕事内容に思う事

 


 
当店に持ち込まれるチューンナップ対象のアイアンやウッド、パター等のブランド別での割合と クラブの売り上げ、使用メーカーランキングがそのまま直結では有りませんが チューンナップのランキング(使用ランキングでなくブランド別チューンナップランキング? やはり多く使用されているから自ずと多く依頼されるランキング?それは使用ランキング・・・
?)では「キャロウエイ」が断然トップの状況と思われます。
それだけ多く当方へチューンナップの依頼を頂く理由は「キャロウエイが多く販売され使っている方が多い」と思う反面、当然オリジナルそのままで使用されている方々も多いと考え判断すると「プレーヤーには勿体無く無駄で遠回りな事であり早急にキャロウエイ社自体が何とか対処すべきだ」と 店主がお節介を妬きたくなるジレンマでもあります。 
依頼いただくナンバーワンはロフト、ライアングルのチューンナップであり必然的にナンバーツーはグリップの太さあわせ直し、ナンバースリーはバランスの取り直しという事になります 前記の3点セットで始めてチューンの成果も出る内容だと思いますし 今回の日報ノートでは問い合わせを多く頂き実際チューンする当店の具体的な内容や店主が考えるポイントを順序だててご紹介しようと思います。
 よくメールや電話で聞いてこられるトップは「ロフト、ライは動かせるのか?」でありますが「答えはOK!」です 過去にも当HPで触れておりますがキャロウエイ用の“スパンが短いキャロウエイアイアン用の梃子”でネックは思うように動かせます。知らないチューンナップショップ?は(それも可笑しな話しですが・・・)動かせる事を知らないのか 動かないと思い込んでいるのか 如何かは判りませんが“それ様の梃子”さえあればバイス(万力)に挟んででも動きますし「ステンレスヘッドは動かない神話」を鵜呑みにされているか クランプする事が(ヘッドを挟み込む手段が)できない(弱い器具を使う)為 それなりに硬い材質である事は事実そうですからヘッドが器具からズレテしまいアングルは動かないと判断されているのかも知れません。
以前より販売されている分度器付きの調整器具は大変便利そうで実は正確に測れない⇔シャフト軸からズレ、シャフトの端面に分度器を当てている点と アングルが動かせない⇔クランプする力が弱く硬い材質のヘッドではチャッキングが完全でなく逃げて動かせない事が 最近当店の調整器(左右兼用 ニュータイプ!¥93000)の購入を考え問い合わせや ご注文いただく先のチューンナップショップのオーナーから多く聞こえてきました 問題はそこに発生していたのです! 
「最近の硬い材質を挟んで梃子でネックを捻っても 如何にもアングル動いたようで実はネックが動かず そうするとヘッドが器具からズレ、逃げてシャフトが分度器を押しこむ事となって分度器の針を見ればネックが動いたように見え思ってしまうのです」
本来は完全なチャッキングが必要ですし そもそもアングルを測る機材「測定器」と捻る機材「調整器」は別々に存在するべきで いっしょうに合体した機材は過去にも これからも具体化する事は難しいと店主は思います。
当店の手順ですが 先ずロフト、ライアングルをチューニングしてプレーヤーには細すぎる事の多い当初より付いているグリップを抜き、シャフトの長さを整えて(ライアングルを替えると少なからずシャフトの長さも変化する)グリップが装着されない状態でバランスを測り 抜いたグリップの重さを全て測って先ほどの無垢なバランス(グリップ装着前)とカウンター状にあてがい 装着後の仕上がりバランスを読んだ上でプレーヤーの手のサイズにあわせて下巻きテープの巻き回数を判断後再装着する 最後にバランス鉛を貼ってスウィングバランスを整えて出来上がり。 当然チューン以前とチューン後の数値をチャート表に記入し以後のリチューンに備える事は当然で そこには正確なアングルの測定ができる機材が必要となります
ただしスパインアライメントは必要であってもキャロウエイ独自のシャフトインサーション形状の為 まったく新品のシャフトを装着する時でしか出来ません 使われている状態のシャフトでは軸周りに回すと糊シロがなくなり再接着できない状態です また最近のX-16シリーズになってからは以前のX-12、14シリーズより随分フラットなライアングルに仕上がっているセットが多く見受けられます X-12や14を背の高い方が少々アップライトライで使っていらっしゃって良かった方向性がX-16では随分右に飛ぶ事が有ったり ともかく めちゃフラ(物凄くフラット)に⇔本来のライアングルにしないといけなかったX-12,14時代のアップライトさや以前のご要望の頃からと比べても 最近は案外スムースなアングル調整が可能となりました 一体キャロウエイ社はどの様な設計、ポリシーがあるのか察しがつきません。 フラット具合から先日は不可能と判断せざるを得ない背の高いプレーヤーのX-16ライアングル調整を残念ながらお断りしたくらいです 原因はトップブレードのペリメイトウエイトさせている厚み(土手の部分のつくり)自体があまり厚くはなく 強くクランプすると“ペコン”とバックフェース側につぶしてしまう恐れが考えられた為にありました チューンナップ時は気をつけて下さい。
多くの依頼を頂くのはキャロウエイだけではありません 
常日頃からチューンをせずに使われるユーザーはクラブの良し悪しでなく御自分の技量が悪いとお考えでしょう 「実はクラブです!量産品に品質を求めても答えは出ません!信頼できるチューンナップショップでお尋ねください クラブか腕かは クラブです!」と結びおきます