7月28日(月)

NO,122 (数値管理し難いグリップの事 続き)

 


 前回の日報ノートで「最も大切な部分は“どの向き?何をもってスクウェアな装着方向か?”という事ではないかと思います。答えは唯一“リーディングエッジに沿ってグリップの正面がセットアップ時に平行に装着されている事である”と考えます」と記しました その後「それでは分からない。ロングアイアンとショートアイアンのフック度が違う。正面が判別できない模様のないグリップだ・・・・」と多数の方より問い合せメール、質問の連絡が当店にありました 
 当方の言いまわしが悪いので実際に御自分のクラブをご覧になって不安な気持ちがそう云う問い合せになったようです しかし正面になっている事が決め手、参考になる、ならないは実のところは別問題で本題は“グリップの太さが果たして御自分の手のサイズに合っているか、いないか”であって正面に着ていなくてもまた挿す側の人が正面に向けて着けていなくてもポイントは「先ずグリップサイズと手のサイズが合っている、いないがポイントだ」と返答しております リブの無い真ん丸な形状をしたグリップであれば正面も横向きでも見た目のデザイン上以外問題ありません 真ん丸であれば太くても細くてもそれで良いかとなれば“それが違うのです!”プロが登場する誌面で正面から撮った写真や、インストラクションの現場で親指の置き場所を試行錯誤している時 絶対条件として「グリップサイズと手のサイズが合っている、いないがポイントだ」と お考え頂きたいのです。 
(なかなか文字文章での表現が難しくどうしても現物を目の当たりにしながら解説出来ればと思うのですが説明に若干無理が生じている事を御理解ください。)   
当方でも左手の薬指、小指が短めの方や 手のひらの大きさと指の長さの対比が普通より小さい(指が短い方)判断で 少し左手側のトップオブグリップに近い部分をフックに捻って入れたり 爪を長く伸ばしている方にはヘッド側はスクウェアより開き気味で入れてトップオブグリップに近い部分にかけてフックを強調して太めに入れたり あえてバックラインを強調する為に下巻きテープをシャフトの同じ部分へ(グリップ裏のリブ部分が当たる所)縦に数回貼ったり・・・・と様々にアレンジも必要でしょうし作業する現場、挿すグリップの種類、プレーヤーの手を直に見て その場でのリアルタイムな解釈が必要と考えております 
もう一つ参考になればと思います “伸ばし具合のこと”ですがコード入り(糸入り)ではなく、ラバーのみの材質でグリップを選定された場合伸ばす部分(グリップをシャフトに沿ってヘッド側にシゴクと当然長く伸び グリップは薄くなり仕上がりは細くなる)を番手によって違わず均一にシゴイテ装着されていないと 装着されたグリップ長のグロスは同じでも 右手部分だけが細いの太いの、左手だけが妙に太いの細いの・・・・とプレーヤーは感じてしまいます。 そう言って以前、当店に「グリップが何か変!」とおっしゃって来場されたお客様に実状を説明し、すぐさま店主自ら挿し直しの作業をご覧になって 挿す長さを同じにしながら親指と人差し指で挿入して直ぐのグリップをシゴイテ均一に太さをごく自然に合せている時「ゴッドフィンガーやね」と云って頂いた事もありました 反対に両手の握力が弱い方には利き腕が通常右であれば 右手部分をやや太くしても決して細くならないように仕上げる手法も考えて装着されるべきかとも思いますし 違う番手でもシゴキ方がまんべんなく違わないようになるには数を扱い指先から感じとる まさに職人の領域である事と思います
数々の経験から技法、手法を説明するのは筆舌し難い事も多々ありますが 例えばウッドクラブが数本グリップ交換ともなれば シャフトの種類が違う事も当然で 下巻きのテープを個々のシャフトに如何して巻いて理想の仕上がり太さにすべての番手を揃えるか?またそれ以前にベストマッチングの仕上がり太さがどの様な太さか?を瞬時に判断する事が最も大切と考えられる クラブと身体の接点を大切にして頂きたいと思います。