9月15日(月)

NO,128「うまい、早い、安い」チューンニングショップは如何?

 


 メールや電話の問い合わせを当店にいただく内容で 最も多くお答えするのが販売価格や作業料金の事です。 当然消費者が気にかかる大切な事ではあるのですが 当方も決まりきった内容の事ばかりではない為 先ず来場いただく クラブを拝見する メニューを案内して それらに係わる費用を始めてお知らせできる というシステムになります。 
 「早い、美味い、安い」は何処かで聴いたことがあるフレーズですが ゴルフクラブのリシャフトやグリップ交換をチューンナップショップが早く仕上げて、技術力があり、しかも安い価格で供給できれば それに越した事は有りません しかし手間をかけ丁寧に“技術を駆使した作業”を買っていただくには 安価だけが「売り文句」のような業界では消費者もクラフト技術やチューニング技法が心配になる場合が往々に有るようですし 中身、実状を実際によく考え吟味しないとせっかくの考えは無駄な内容となる懸念が実は存在するのです とは言え、定価や公知の協定した価格が殆ど無く それでもこの業界で利益を頂戴して生きていく本来我々の“商売の難しさ”でもあるのです。
「他店と比べて“高い”と言われれば“安くしてまでも”、また他店が相応に高いならそれだけ“安くせずに高い値段を”頂いても・・・」 数ある中には
「他店より少しでも安くして可能な限りの集客を・・・結果、薄利多売に技術力は必要なし!」と 
安直に考えがちなお店が実は相当あるのではないでしょうか? 
以前にあるシャフトの輸入エージェントが新製品のキャンペーンで 全国の取扱店の中で いくつかの店舗をピックアップし 内訳はバランスの調整やグリップを装着して一律のスペシャルプライスにセッティングをして週刊誌に媒体を出しました 当店も参加いたしましたが 過去に当店で扱った通常の価格より確か遥かに安い特別価格でお客様には喜んでいただけたかと思いました。 しかし、週刊誌紙上のタイアップしたあるお店が 例えばシャフトを単に「くっ付けてハイ!いくらの¥・・・」の商売をされていたなら 実は店側にとっては非常に楽な商売で(客は訴求に乗せられ購入するが その店では実際訴求の価格以下レベルの仕事内容かもしれないと判断すると) 反面お客様には中身の薄い裏切られたような“価格の勝負”であった残念なキャンペーン内容であると 店主が考えた結果ではなかったかと思いました この業界では実勢の売価やクラフト技術料はその店々の判断とネームバリューで決められ高い、安いの基準ラインが何もありません。
アイアンの研磨で有名な工場製のブランドヘッドは ヘッドが単体の限りよい出来映えとは思い感じます しかし何某かのシャフトが装着され 指定されたグリップも挿され ヘッドのアングルがチューニングもされ(されている筈?がされてないのが・・・) 組み上げに係わる職人の仕事レベルの良し悪し上下が影響する結果、球を打つ方が相当の上級者でも最初からアイアンヘッドの出来映えやアングルのチューニングを疑ったり まして膨大なネックのツジツマ合せに入れられた砂鉛や アジャスト真鍮を良しとせずに見抜くような事はできないでしょうし それまでの腕に到達しない方はすべて 御自分の至らなさと諦める残念な事となってはいないでしょうか? バランスで “重量が足らない分はネックにアジャストしても当たり前” “スウィングバランスはネックに放り込みカタログスペックにキッチリと合わせてしまう量産品レベル” の組み上げでは例え“ツアープロが使用率で・・・貴方のイニシャルが彫刻された唯一のクラブで・・・各人用の別研磨のウエッジで・・・”でも 「アッと驚く価格で銘あるヘッド」が可哀想なばかりであると同時に 消費者がバカを見ている状態が事実、それが実態です 
例えばグリップは大半が輸入商材で輸入ルートで為替のレートやタイムラグ等で実際は「販売希望小売価格」があっても グリップのみを単体で販売する時には「安売り商材」の対象になる場合が多く 「グリップ装着料」でショップ側が儲けを取ることが普通で もともとグリップの仕入原価は消費者には驚くほど安い価格で流通しています ところが並行輸入商材など流通ルートがイレギュラーな安い価格で仕入れ極端に安価で売られているグリップを買った消費者は往々にして装着の仕方に拘りが無く グリップは付いてさえいれば良く 種類や重さ、太さや装着される“向き”に頓着せず 偶然でも たかがグリップ一つの着け方の違いでゴルフが様変わりする事を 知らなさ過ぎる事が多いと考えられます 輸入ブランドのシャフトも同様ですし ゴルフクラブも海外のブランド製品は一般消費者の目では正規輸入ルートか否かがなかなか判断は付きません 一部ヘッドもそうなら すべて希望小売価格のそれから「どれだけのレス価格で購入できるか?」 に消費者は考え尽きてしまう事となります
価格の訴求は消費者には購入する、しないの判定基準が最も分かりやすい数字の部分で高い、安いが購入の目安としてはっきり答えの出せる事ではないでしょうか しかし電話やメールの問い合せに簡単に価格を打ち出せる単体の作業ではなく 込み入った作業が重なり しかも当店の考え方、技法、フィニッシュに至る過程やその後の管理の仕方が事こまめには簡単に案内できない状況では 当方もジレンマが生じ 消費者も分かり辛く単に高い、安いの判断に結びつくと思われます。 以前にも記しましたが当ホームページは価格訴求での集客は全く望んでおりませんし 問い合わせにはお答えし辛い事が多々あります このWEBの目的は店主の考え、思いが皆様読者の頭の何処か隅にでも根付き 何かの場合に注文される御近所のチューニングショップに信頼をおかれるか どうかのポイントとしてご覧いただければ幸いな事と存じます。 これからの時代は「消費者が賢くなってゴルフ業界を活性化させて頂く事」を ギャレーヂ店主は考えている状況です