10月27(月)

NO,135 (最近多い問い合わせ 弟子入り志願

 


 最近メールでの問い合せが断然多い相談事、問い合せ内容に“ゴルフのクラブ職人”を育成して独立開業を目指すクラフトマン志望者が多く「養成機関・学校の紹介」「職人弟子入り志望者斡旋」が世間の情勢や景気の動向、社会経済の悪さにも理由が有り やや短絡的かと思いますが何故か当店店主の元へも多く寄せられる一つに該当します。
残念ながら短期間(2日〜7日間程度)の有料での集中講義はパーツ問屋や一部メーカーで開催されているようですが 内容は通り一遍のもので 決して開業しても仕事がプロとして満足にでき 係わる代償を客から頂戴できる授業や師匠が待ち受けているのではありません。
皆さんが書店で買う事の出来る本に アメリカのラルフモルトビーが「ゴルフクラブのデザイン、フィッテイング、チューニング、修理・原則と手順」(店主の直訳ですが・・・)という クラフトマンのバイブルみたいな英語の原書で 今、手元に店の蔵書として存在しますが(日刊スポーツ出版社・和訳版もここに有りますが)教科書をひらいて講義を見ても聴いても 先ず実地が大切で英語であっても日本語でも 見て読んで眺めているだけでは素人の方は理解すら出来ないと思います
 たまに珍しいWEBでは クラブの組み立て方や修理方法、塗り替えオーバーホールやシャフトの特長、性質、ヘッドの特性をコマ目にリサーチしてオープンに論じていらっしゃるページもありますが やはり殆どは趣味の領域であってプロの仕事、お金をいただける内容かといえば そうでもなさそうで不安げな部分が多々有ります あくまで一般消費者が「先ずどうするの?」「大体こうするの」で終わる技法を公開されていても プロからはお奨めしない(教えても同様に一般消費者は真似出来ない)技法は未だ相当あるのです。
真摯な気持ちで当店にお尋ねいただく方々の中に
「職人の方に付いて勉強したほうが良いとも考えていますが どちらかの誰かご存知でしょうか?」とも聞いてこられますが 人様の一生が関係するような事を まして他人様に紹介などは出来る事ではありません
メディアやWEBでも 過去にメーカーのプロ担当!“だった”とか“引退したゴルフ以外の”プロスポーツ選手が来店する店! と盛んにCMで訴えていますが 中には“芸能人、タレントが多く集まる店”⇔クラフトマンの技術力に関係しない!「それがどうしたの?」的で訳の分からない訴求をして集客に必死の様相です タレントを宣伝材料にして店の売りが“だから凄い!”状態では全く中味の技術力は伴いませんし 浮いた商売で綺麗事ばかりの派手な職種では決してありません。
 ゴルフギャレーヂ開業以来「技術を教えて欲しい」と数人の方々が当店に勤め修行をされ独立したり、元々勤め先の会社が開業した店でクラフトマン、技術者として活躍され 地元に帰られて家族ぐるみの付き合いが残ったりと様々です でも、ある方は最初に数時間勤めて翌日から二度と来なくなったり、アルバイトで来ていて本就職は違う業界へ就いたりと店主の我がまま気ままな性分がなにやら随分影響している様でもあります。
今まで知り合いや取引先の紹介で「修行弟子入り希望者」の紹介や斡旋を受けました しかしその度に「給料は元々の親会社が払います」また「授業料を月謝でギャレーヂに渡します」また「一月で一人前のクラフトマンに・・・」と打診がありました しかし店主はそう云った方々は受け入れておりませんでしたし先ず今後もご遠慮いただくでしょう ご教授して月謝をいただくと責任が発生します 期間を限定されて教える事は当方が学校ではありませんから無理で出来ませんし 技術を教える事が店主の仕事ではありません それらはすべてお断りの対象であり 残る問題は来られる方の「人間性」で来て頂く事と成りえるか、お断りするかのどちらかに終始します。
11月から週に何日か「この道で独立したい」と一人見習いに来られます。以前に当店で勉強してゴルフ工房“オネスト”を出店した山崎 隆君の紹介で今一度最初から勉強したい気持ちのある方です。
もし来店時、彼がいたなら声をかけてやって下さい
「我がまま気ままな店主に負けない人間性を大切にな」と・・・