4月7日(日)

NO,056 (新品アイアンヘッドのキズについて

 

 当店でアイアンを注文いただき 出来あがったものを お求め引渡しの時、大半の皆さんがヘッドを見て 「このキズ、何?」とおっしゃいます。 ソールに1〜2箇所、あたりキズのようなホンの少し凹んでいるキズと、 場合によってはトップブレードのバックフェース側に少し押さえられたくぼみキズを 新品ヘッドからすでに発生しているのを見ておっしゃる事の内容を今回 「日報ノート&独り言」 に記します。
 材質にもよりますがキャラウエイのように硬いステンレス製でも擦れキズになりますし 25
Cの軟鉄の場合ですと確かにそれは “キズ” ですからキズである事を当方は否定をしません。 それは皆さんが世間で “ゴルフショップ” と言われ綺麗で大きく 最新モデルが品数豊富な店でそんな状態のクラブをご覧になったら いい加減的なチューンナップが既に誰かの手でなされた新古品か ワケありの棚ずれ品だと判断されるに違いない商品と思われるかも知れません。
 先日も日報ノートで記しましたが パーツで入荷しても 当然クラブとして組み上げられていても アイアンの番手どうりに上手くコンビネーションしているものは 工場やメーカー、ブランドに係わらず 私の経験では過去に1セットとして存在しませんでした。
 工場から出来あがってくるヘッドはそのロフトやライ、ソールアングルやプログレッションは少しずつ 本来予定されるものより違っていることは当たり前です。 組み方がいくら上手くても最終的には 人の手で上記の各アングルを其々のユーザーや カタログスペックにあわせてからでないと売り物にはならない筈です その時 新品であっても 組みあがった状態で (組みあがっている状態でこそ!) 確実に器材にクランプし(器材にしっかり掴み挟まないとアングル変更する時却ってキズが付く) ロフトやライ…を捻るのですから 仕方なくさらのヘッドに先ほどのキズが多少は付くのです。
 新品だけを売るお店が 
「当店に置いてある一流メーカー品のアイアンセットでも ロフトやライはあっていません 変でおかしいですから上手くボールが飛びません 従ってアングルを捻って動かしてからでないと売りません!」等とは あまり聞いたことがありませんし 別注、オーダークラブを扱うショップも 単にヘッドとシャフトとグリップをくっ付けただけの状態では メーカー刻印が無いだけで 単に個人名だけが入ったオリジナリティーも何もあった物ではないシラケたクラブになっているかも知れないのが実状です。
 シャフト、グリップ、ヘッドの吟味が充分なされて組み上げも上出来!組み上がったままの その新品のヘッドをしっかりクランプして アングルを捻ることは絶対必要でありながら全くの無傷という事は何処のショップも当店でも不可能な仕事内容です。
過去の例では全く捻った形跡が無いヘッドと(見る観点が専門的にありますので…)ロフト、ライの計測数値が綺麗に出揃ってそのまま そのとうりにあっているんだと言わんばかりのパンフ、カタログスペック表の二つを 当店に持ち込まれたお客様がいらっしゃいました。 しかもそのパンフレットの写真に計測、測定にはそぐわないと当店店主が判断する“アングル調整器” を駆使して「職人?が測定・アングル調整している」タイトルの姿が写っています。 そのクラブの御不満な点は距離の不正確さと 方向のバラつきとは可笑しな 申し訳けの無いお話しでした。