3月16(火)

NO,151(ゴルフ業界を鵜呑みに信用しないでください

 


 日報ノートを熟読された後 アクセスはメールで済ませて当方へ問い合せた後に 国内各地から運送便を使ってデリバリーされて来られる方が最近多くなりました
暫らくしてクラブセットが当店に届き すべてチャートしてから始めて分かる事がよくあります チャートするどころかキャディーバッグのフードを開けた段階で一目瞭然!申し訳なく思う事ですが ここ最近持ち込まれる流行のアイアンで 店主からユーザーに「苦渋の説明をする機会」が随分多くなっております。
材質がステンレス製のロフトやライアングルは変更できない【動かせない⇔ステン材の一部は動かない】素材を使ったアイアンが多く出まわっているからです ステンレス製がすべて動かせないかと言うと すべてがそうでもないのですが そもそもアングルの測定数値は番手間では非常にランダムで(量産品の宿命ですが)当然その内容を知ってしまえば必ず何某かのチューニングを必要とします ところがステンレス材の成分が影響し折損の危険性がアングルのチューニングを拒んで何ら手出しが出来ない為 アングルの不調和な事実をユーザーにお知らせする事もはばかるのです
 先日もメーカーに問い合わせをして「軟鉄鋳造でバリバリ動きます!」と聞いていたヘッドは その後「実はステン材で動きません」と言われました ユーザーが問い合せをして来られる時点で 番手によって可笑しいとか ショートアイアンが引っ掛かる ロングは捕まらない 距離の差が出ない 出すぎる・・・と状況はアイアンクラブとして殆どの場合機能していません 銘柄を聞いてピンとくれば事前にお話しできますが 誤った情報が流れていたり、当方もウエブサイトで調べて見たり、材質までは掲示されていなかったり、まして電話で聞いても業者側が間違っていたり・・・ バックフェースが凝った形状でボックスキャビティーと呼ばれるタイプや ソールがやたら広く大ぶりなヘッドはステン材でも動かない素材が使われている場合が多く「打ちやすい!よく飛ぶ!ボールが止まる!」のキャッチコピーで アマチュアゴルファーの首根っこをつかまえて “売る時(売る側)は簡単でも、使う時(買った側)は苦労する”のは昔からゴルフ業界の典型的なパターンのようです
せめてこれらのアングルが動かないロストワックス(精密鋳造と呼ばれ 聞こえは良いが実は早い話しコストが非常に安く綺麗に出来上がるヘッド)は 価格をともかく安く設定するとか もともとの精度をしっかり出して粗悪品はハネ、市場に出さないとか 少し成分配合を替えて アングルが動かせるようするとか・・・一番良いのは材質を明記して購入後にでもアングルの変更が可能、不可能 有償?無償で?メーカー責任チューンが出来る、出来ないをハッキリ明示させる事!そうでもしないと消費者は おかしいと思っても持って行き場の無い 安くも買えない代物を手にしてから実際に考えても たまったものでは有りません
ウエッジでも「ボールが良く止まる!」を謳い文句に ヘッド材に「ハイテンション鋼」と呼ばれ フェースの溝が刃物で削られていても エッジの角が摩滅しない素材を使っているものが人気の的です 新品のボールは確かに誰が打ってもピタッと止まるのですが 表面がササクレだして 数ホールでもアプローチショットをするとティーショットには使えなくなってしまいます それらの素材もアングルは動かず“引っ掛かるの突くの”と思ってもアングルは動きません 
当然同じ種類、マークのウッドヘッドも材質・構造上、固体差で形状や大きさは千差万別、違う種類があります クローズドフェース(フックフェース)と呼ばれ球が左に飛んでいきそうなフェースから 大型ヘッドにはまず見られないオープンフェース(スライスフェース)まで ドライバーを1本購入の時ならともかく ひょっとしてフェアウエイウッドも購入時 余程目利きが出来、しかも選ぶ対象の品数、本数が多くなくては 一つはフェースアングルが揃って(リアルロフトやライ角度が重要!)しかもシャフトの吟味、内容(振動数、重さ、バランス・・・)まで揃えるとなると 品質、精度の高い「セットクラブ」の購入、選択は先ず無理な事だといえるでしょう
ズバリ言って箱に入った3本組みのウッドセットは 昔「ウッドセット」で販売していました しかし単品で販売している昨今でも 昔々のセットでも“キッチリ揃っている”のは「クラブの長さ」くらいで 厳密には、イヤ実際に使用に際しては 全くと言って過言でない程スペックは揃っていないと思います 今でも有名ブランドメーカーであってもフェアウエイウッドの数本を持って来場されると今まで揃ったセット状態の内容はお目にかかった事は有りません
「♯3ウッドは調子が良いけど ♯5ウッドは調子が悪い ♯7ウッドは調子が良いから♯5をリシャフトだ!」とセットでお持ちになる意味が無くなる 訳の分からない注文作業をいただきます
去年より当「ゴルフギャレーヂ」のタイトルは“プロ用チューンナップ機材の販売”と致しておりますが 今年から店主が考えた お客様へのサブタイトルは“ゴルフ業界を鵜呑みに信用しないでください”と口添えいたしておりますのが実状です。