7月12(月)

 NO,163 (貴重な経験と商売下手の論法)

 


 前回の日報ノートで記しました内容で 当店の顧客が行かれた先のシュミレーションして 別注クラブを薦めた「×××は一体どちらのお店か?」との質問が その後来場された方々やメールで かなり多くの問い合わせがありました 私はお店の屋号や住所は何処で・・・等とは一切返答致しておりませんし、答える術は無く(具体的に聞いておりませんし詮索してもおりません)聞いていても答える気持ちもありません 申し上げたい大切な事は 「消費者が賢くなって、店側の勝手な思惑に 丸め込まれないようにされ 『賢い買い物』をして ゴルフライフが楽しく過ごされればと考える事」だと思います。
今までのゴルフクラブの買い方は 兼ねがね日報ノートの端々に触れていたように(古くは日報ノートNo、005で 大繁盛の試打会・・・だった・・・その2・・・試打する事もままならず今となると「こんなので買っても大丈夫かな?」と思われる節が多々ありました 高額商品でありながら買ってみるまで、打ってみるまで良いかどうかは分からない・・・では納得は出来ません しかし現在でも商品自体の固体差や 品質、出来映えからすべての商材が試打したから 機械計測したからとは言え納得するものではないのです 現実に前回の当店顧客の方は シュミレーションされたボール軌道とは全く違った 綺麗なストレートボールを気持ち良く打って頂いております それが嘘の無い事実であり私の体温が急上昇した原因を日報ノートに記しただけなのです 
 当HPの「店主の日報ノート&独り言」では 過去“スパインのオリエンテーション”の記事(今年の2月中旬頃)をめぐって 一夜に400件を超えるアクセスがありました 今回はそれに匹敵する問い合せが メールや来場者個々によって当方へ返答を迫られております しかし反響が多い中、前記したように返答は致しておりません事を読者の皆様は御了承ください 

私が若い頃ゴルフ用品の卸売り会社に勤めていた時 毎朝の営業会議の席で 
「今年は(今月は・今週は・今日は)当社として 積極的にこのブランドを売るゾッ!」
すなわち日本の“国内ブランドエージェント”として 国内のゴルフショップにその“舶来ブランド”(昔はそう呼んでいたが 今では輸入ブランドと呼んでいる)を卸売りする 掛け声がこだましていました ところが営業先に持って廻る直輸入商材はライ角度が如何にもアップライトです。 その当時ライ角度のバリエーションを国内向けに「カラーコード」でセッテイングして輸入販売し 一世を風靡した「PINGのオレンジ」は 確かにフラットライで パッと見だけでも構えやすさが違います 結構ノックダウン製法(パーツで輸入し国内で組み立てする製法)が多くなってきた頃の話しですが それでも何処で作っていようがアップライトライが大半で なかにはセット内の一本にアップライトが突出した番手や ロフトに及んでも番手間に違いがあまり無いような 私はその当時から 品質では非常に「?」のクラブも多くあった事を覚えています 「このクラブを売って廻れ」と言われても甚だ自信が持てず とは言え残念ながら品質を問う為の測定、計測機材もありませんでしたし そんな事をしようものなら反社会的な行為と見なされ即刻「首!」であったかもしれません 商品の内容が乏しければ残るは値段か 見た目か 何が残るのでしょう・・・  
最近では 精度高く測定できる機材が揃っている為滅多にはしませんが そのプレーヤーが持ち込んだクラブセットを“ジーッと”見て そのプレーヤーには何も聞かないまま「この番手は右に、コレは左に、この番手のミスが出るとすればこのように、この番手と次のこの番手は距離が・・・」とまず間違いなく言い当ててしまう事は出来てしまうのも この業界に永く経験する「性」であるのかも知れません 
ついそう云う見方でヘッドを眺めていると有職、有名な研磨職人が造ったヘッドでも組み立て方ひとつで 球の飛ぶ姿や方向が違う事を説明もしないで 今回接客した“×××の彼の店員さん”は クラブを一目見た途端に発した言葉が
「これはいい加減な仕事がされている 鉛はこんなにバックフェースに貼るものではない しかも貼る量が番手で違っているし グリップも太いんじゃないですか・・・」
で あったようですから 見れば分かる!その眼力には私も驚きます 一見バランス鉛をなぜ大量に貼ってあるのか しかも番手間で貼ってある量が違い グリップも一見してプレーヤーの手のサイズを照らし合わせる事もせず 普段店頭で売っている太さとの違いを単に自分が持って「太過ぎる」などと言い切るだけの経験は シュミレーション機材に頼らなくても 店員さん御自身本来の経験で ベストマッチングなシャフトやヘッドを選定し フィッティングを兼ねて接客する術があっても良かったと思います