7月30(金)

 NO,164 (店主のぼやき話しを聞いてやって下さい

 


 先日久し振りに近所の大型書店で いけない事ですが「立ち読み」をしてしまう結果となった後味苦い経験をしました
当ホームページと相互リンクしているチューンナップショップ「オネスト」のHPで“店主、山崎君の思いを綴っているHONEST通信”に「2004年版・チューンナップ大百科」が 学研パーゴルフから発刊されたというニュースを聞いての事でした 年刊で今年は4回目の出版となり過去に3回 当店の機材や「店主、中井悦夫」が写真や記事掲載された事もあるマニア向けのゴルフ雑誌です 当然購入を目的に行ったはずでしたが・・・

 久し振りに訪れたとはいえ 大型の書店でスポーツのジャンルでも とりわけ「ゴルフ」に関するパートは棚数の多さと そこに並べられた書籍数の多さには驚きです 最も数多いのはレッスン書で ありとあらゆる先生方が スウィングの解説や分析を行なっています 当然その道を究めたプロも多い中でレッスン専門のプロや 評価、評論専門の方々が書いた内容の物まで様々です またゴルフにおいての精神論を説いた本や 人間工学、物理的な内容の文面まで 非常に多種多様でバラエティーに富んでいます ただレッスン書としては これだけ先生の数が多いと“教えを請いに来た生徒たち”は先生選びが大変です 自分にとって間違った、本来とは違う先生を選んでしまうと簡単に後戻りは出来ず 最初の真っ白な状態でレッスンを請う肝心さは 数学や漢字の教本のように「これしかない唯一の答え」を探すようにはいかないものです また上達途上の方が先生次第で上手く修正される場合と 今まで蓄積されたスウィングが根底からくつがえされる場合までさまざまです 因みに週刊誌の巻頭、見出しには先週の国内ツアーで優勝したプロゴルファーのレッスンが掲載され 巻尾には暫くの間連載されている いつもの先生がレッスンしています どの先生の理論、教示が正しいのか?「上手くなる出口」は同じでも「上手くなりたい入り口」は多すぎ また「入り口」を入ってからの道は険しかったり 緩やか過ぎたり 迷路に似た状況を造りだしてしまったり・・・果たして本当に自分に合っているのか?ゴルフの上手くないプレーヤーだからこそ簡単に判断はできません
 
 久しぶりの気安さと つい立ち読み読者が多くいた所為もあって さまざまな本を手にとってパラパラめくっていました なかにはヘッドのデータを採り尽くして出来栄えを数人のテスターに評論させ 性能を数値化してみたり シャフトだけを取り扱って その持ち合わせる性能データを数値化して 何か分からない状態のクラブヘッドで打感や飛びをテスターに比べさせては そのコメントを集めて評価する・・・ 少々数字に強い方でもこれだけの数字が列挙すると 余程ポイントを押さえた縦列的な見方ではなく 何気なく見ているだけでは おおよそでいい加減なヘッド選びやシャフト選びの対象となり間違った判断内容になる事は必至だと思います ましてコメントするテスターが一体どのような感性で また技量の持ち主かによってはその結果は千差万別です 私が思うポイントは パーツのみのデータ計測は簡単で 楽にヘッドのみ、シャフトのみ・・・と比べやすい部分から さまざまな観点で横列的な見極めでは優位でも それが一本のクラブとして組み上げられた状況と あまりにもかけ離れた結果として存在する これでは元々の対象パーツに装着された対ヘッド、対シャフトで データ取りした有効な情報がまったく生きていない訳で「パーツ単体の個々で測定する数字だけの判断は無意味に尽く」事です これは当店でも定期購読している一部月刊、週刊誌も同様で データ本だけに見受けられる困惑する状況ではありません またその中味と言うと ツアーの戦果やプロゴルファーの近況報告 優勝者や新人プロ使用クラブの最新情報 連載漫画のページも豊富で 残りはメーカーやショップのコマーシャルです あまり感じないかも知れませんがメーカー、業者の記事広告が妙にページ間を飾り立て 知らず知らずに広告媒体が 雑誌本体の記事掲載と混同してしまってCMか取材の事実か直ぐには分かり難い状態です “あっと驚く飛距離のドライバーや 打てばグリーンオンするフェアウエイウッドに強烈スピンアイアン 良く入るパターは長さが、重さが、ブランドは・・・どこかで毎回必ず聞いた事のある キャッチコピーの応酬です 言い方は不躾ですが“下品なシモネタを売り”にしている「男性週刊誌」にそう変わりが無い状態かも知れません その内容は購読者の気を引き付ける“過激な見出し”で客を釣り そう中味、実態の無い 実はそう当り障りの無い毎週お目にかかる記事の列挙で 本を買わせたい出版社と広告宣伝費を負担する業者の「思うつぼ」に似通った傾向ではないでしょうか                 ・・・何か寂しい気がします

 紙面のなかで感じる事があります この世の中はついつい商業ベースの思惑が 出版社側にも 取材を受け記事掲載や写真掲載される側にも 経費を使い宣伝広告をする側にも何かについても見え隠れしているようです クラブを評論したり、スウィングのレッスンをしたり、パーツの測定やデザインをしたり、物事を評価している側の者が正しい物を正しく評し 良くない物を良くないと断言できている状態は少ないと感じます それは商業ベースに沿った「臭い物には蓋をして見ない、言わない、聞かない主義」で 通り一遍でそう事を荒立てることも無く本業だけは無難にこなせば 次は「自らが造ったクラブを売ろうとする」それで売れれば商売としては成功でしょう しかし世に訴えるのは“物を売る商売人”はたまた“秀でた才能、才学を訴える知識者か”どちらなのでしょう?
しかし今の現状 ゴルフ業界の中で ありきたりのセールストークが通じない状況では 著名な人の立場でゴルフ業界を先導出来る優位な方が その根底に商売ベースを持ち込んでは 結果巻き込まれる一般消費者が多大に迷惑だと思います 

 
立ち読みした揚句 本屋さんには申し訳ないことですが 数十分でその場を後にしました 欲求不満な状態がここ暫く続いていた所為かもしれませんが何故か最近ぼやく事が多く暑い寝苦しい夜を過ごしています 何か楽しい愉快なことが私の身の回りで起こらないでしょうか