11月23(火)

 NO,173(プロ販売員に 背中を押された一言)

 


 
今日家電の販売店に電球の球が切れたので買いに行きました。「勤労感謝の日」で祭日の売り場は客でごった返ししています 火曜日の平日には普段でしたら考えられないくらいに混み合っています 手には既に切れた球を持って来ているのですが それには球のネジの部分に小さい字しか“定格”が書いてありません 売り場の棚から40ワットの電球を持ってウロウロしていました 実は最近残念な事にある事情で(老眼で)小さな字が見えません 尋ねようにも大型プラズマテレビや白色家電の接客にかかりきりで付近に店員さんはいないし 仕方なく長蛇のレジに並び順番がようやくまわってきたので レジの店員さんに聞きました

私「字が小さくて見えないから これと同じですか?」

店員…無言ですが二つをじっと見比べています

私 「同じだったら貰いますが…」

店員40ワットは同じですが…」…けげんそうな顔をして
   います

私「いくら?」…値段を聞いたつもりでいるとその後は無
  言

店員「40ワットです!」(私の目で小さい字は見え難いが
  耳は充分聞こえている!)

私 「値段はいくら?」

店員「480円です」

この店員さんは 私の聞きたいポイントが理解してもらっていない様です レジに来た客は勘定を済ませ“支払いを流れ作業でこなす”これがマニュアルかも知れませんが購入商品の内容を確認をしたい客の気持ちを分かっていません 40ワットは同じですが…の続きには何が言いたかったのでしょうか? 電球のワット数が違う意外に何が違うのでしょうか?
胸の名札をよく見ても 名前の下にアルバイトとか研修中の断り書きはありません プロの販売員であれば商品知識よりも接客のイロハを勉強する必要があるのではと思いました

ゴルフ用品を販売する為に商品知識として何が必要でしょうか? 客はショップで真っ直ぐ良く飛ぶドライバーや グリーンめがけて打ち易いアイアン ピタッと止まるウエッジ 打てば入るパターを捜し求めてやって来ます 今回質問箱に背の高い貫太郎さんがパターを購入した時の一部始終を問い合わせてこられました 一部抜粋です

貫太郎氏

『ロッサモンザパターのライ角調整は出来ないのでしょうか? 自分にあった適正なライ角にするにはシャフト長さを長くして合わせるしかないのでしょうか?今、私が使用中のロッサモンザパターはヘッドのヒール側が地面よりコイン2枚分程度浮いているのに気づき、調整してほしくて購入店にお願いしましたが、調整は出来ないと断られました。シャフトを長いものに買い換えたほうが良いのではと言われました。私の身長は
181cmでパターのシャフト長さは33インチです。買ったときはライ角のことは知らずヒールが浮いていることは気づきませんでした。33/34/35インチの各パターを打ってみて一番しっくりしたものを店員さんと相談しながら選んで買ったものでした。でもコースではパットが苦手で せっかく高い買い物をしたので何とか
  使いたいとも思いますが、下取りに出して適正な長さの物に買い換えた方が良いのか考えております』

と質問をいただきました 返答は以下です

店主

『“とんでもない間違いの始まり”がそこには潜んでいます シャフトが長いだけでは何の解決にもならないばかりか 間違ったフィッティングが 話をややこしくするばかりです 貫太郎さんが「セットアップしたい本来の手の位置」を変えずに仮にシャフトが長くなったとすると確かにヘッドはGL(地面・グランドライン)と水平な位置関係にはなるでしょう しかしボールとの間隔、距離はスタンスの位置(身体)から離れます反対にボールの位置を変えずに シャフトが長くなると今度は手の位置を変えないとセットアップできません サイズ(ライ角度)にあわせるのではなく 身体(セットアップ・立ち方)にサイズを変更する事が大切なポイントです 決してシャフトの長さが解決にはならず「ライ角度の変更で解決するべき事」それが答えの筈であり“シャフトは長いから”では解決しません。カタログスペックによると ロッサモンザパターはライ角度が長さ(333435 )に関わらず一定のようです(個体差はかなりありますが…)またヘッドはたくさんの種類があり どのモデルかはわかりませんしネックの形状、現物を見ないとライ角度の変更に可能か、不可能かは判断できません が 話がややこしくなるばかりですからロッサを買ったお店には二度と相談されない事をお勧めします』

すると また質問が来ました

貫太郎氏 

『“やっぱりか”と言う感じでちょっとガッカリしてしまいました。買った店は全国チェーンのゴルフ専門店で、信頼して相談しながら決めたものでしたし、今回も「昔はプロを目指した事がある」と言う人(自称ですが)の話でしたのでちょっと疑わしいなという感じもありましたが、シャフトの長さで調整する等の話は、なるほど感心しながら話を聞いていました。その店は近くのチューンナップ店に相談していたようで「シャフトを加工(曲げる)する際にシャフトとヘッドの接続部に過渡の力が加わり壊れるためライ角調整はできない」との事だったようです。この話も疑わしいでしょうか?パターは「モンザ」のノーマルシャフト(センターシャフトでないやつ)です』

それについて返答は以下です

店主

『“プロを目指した”という自称にしても本当のライセンスを持つ“プロゴルファー”でも クラブの構造や仕組みを充分に解説できるか?と言うと 私の経験ではそうたくさんいる訳ではありません ゴルフのプレイに秀でた人がクラブチューニングやクラフトマンに転身したりゴルフショップを経営したり… 商売であれば口先はいくらでも巧く使えて聞こえは良いものです パターは具体的なモデルが判明しないので未だ答えは出ません もう少し詳し教えてください』

すると また質問が来ました

貫太郎氏

『自分の中ではメジャーなパターだと思っていましたので「テーラーメードロッサモンザ」で分かってもらえると思ってましたもので 具体的なモデルについては表現が難しいため、勝手ながらホームページアドレスを記入しますので見て頂けるでしょうか? (この後HPアドレス)私は、このパターを使っているうちに純正グリップが細く感じたためウインのmidリップに取り替えました。メーカーでは最適サイズのグリップを装着していると思われますが、このようなチューンナップはしてもいいものなのでしょうか』

それについて返答は以下です

店主

『少しややこしい話しでなかなか文章では表現しにくい内  容ですがWEBで見る限り シャフト自体は一元方向に2回しか湾曲していないように見えますが ヘッドに空けてある挿入穴は地面に垂直な方向ではなくヘッドを時計回りに回転させてから 前方トゥ側方向へ(リーディングエッジがシャフトの一元のみ曲がっている元方向とずれて)装着されているタイプの様ですこれではライだけ変更しようにも仕方なくロフトも動いてしまい まったくロフトを変えずにライアングルのみの変更は無理ですまたロフトに影響しない部分のチューンは5インチルール内(付属規則U、2,aシャフトの直線性)での規則に恐  らく抵触してライのみの変更となって良い結果にならないと想定されます
 グリップの「サイズ」ではなく、この場合純正グリップの「重量」がスウィングバランスやトータルウエイトを考えて装着されているでしょうが 実際に使用されるプレーヤーの立場であれば太さ、形状はまったく任意、好みで交換されて良いと思います』

すると また質問が来ました

貫太郎氏

『今回の返答から、このパターのライ角変更は断念します ちょっと頑張って買ったので残念ですが、もう一度自分に合うパターを探してみようと思います。そこで、また質問ですがツアープロ達の多くが使用している「ツーボールパター」についてですが、以前、宮里あい選手がロフト角を調整して使用していることをインターネットで見たことがあります。「ツーボールパター」のシャフトの付け根も今回の「ロッサモンザ」と似ていると思うのですが「ツーボールパター」はライ角等の調整はできるのでしょうか?またはプロ選手だからできる特別チューンであって一般ゴルファーではお金がかかって出来ないのでしょうか?また、マレット型(かまぼこ型?)の物もライ角調整は難しいのでしょうか?後々調整可能なピンタイプがやっぱり一番いいのでしょうか? 度重なる質問ですみませんがよろしくお願いします』

それについて返答は以下です

店主

『ツーボールパターでも クランクしたネックを持つ物であれば叩いて直す事が出来るでしょうし少々は捻っても良いでしょうヘッドにダイレクトにシャフトが付いた物は動く部分が無いので無理です ポイントはネックの材質次第でアングルの変更は可能ですからプロ用に特別の物は無いと思います が 当然の違いは市販品ほどの「変な顔形状、ヘッドの向き」は支給していないのも事実だと思います 質問BBSのNo225226227で問い合わせをいただき 日報ノートNo147返答致しておりますので参考にしてください』

と返答しました

背の高いプレーヤーがライ角度を気にする。気にしないまでも販売する側の責任で「売れれば善し」売る事のみに専念すると 実は売れてからが“大変な状況となる”のです 売ってからが長い付き合い、メンテナンスの始まりですから その時々の状況判断は一切プロ販売員の責任と思います 今回以降もBBSでは店主と致しましてできるだけ詳しく過去の経験、判断から質問者に答えて差し上げようと思っておりますが 店に直接来られた方には尚更「現物」と照らし合わせながら詳しい解析、説明できると思います 上記文中、“プロを目指した時もあった販売員の方”は ご自分で過去の経験からシャフトの長さでチューンを解説、販売の解決で推し進めようとしたのはひょっとして ご自身がプロへの道を断念する材料になった原因であり その証かもしれません
皆さんが商品購入の決断をする時「ポンッ!と背中を押された店員さんの一言!」を是非聞いてみたいものです 消費者にとって残念な事が山積しているゴルフ用品業界の一幕が垣間見る事ができるかもしれません