12月25(土)

NO,175(ゴルフ業界で来年の流行語大賞は・・・?

 


 
取り扱うチューンナップ機材について 当店にはさまざまな方々から色々な引き合い、問い合わせが寄せられます 競合する他社製の機材も購入決定までの話題にのぼり、つい自社製品の高品質、優秀性は聴いて頂くのですが けっして相手方の機材をけなすものではなく聞きかじりの比較、劣等性を少々はお話します その内容は?といっても過去に当社の機材に入れ替えたりして頂いた他店のオーナーがお話しされた内容や 取引がある業者から他所のチューンナップショップ、店主間同士の話題をこちらが又聞きする程度で 私自身がそう多く他所の機材自体を直接見る事や使う事がある訳ではありません 
ギャレーヂ店主も過去にたくさん他社製の購入した機材を暫くの間は使う事がありました 開店当初アイアンヘッドのオーソリティーと呼ぶに相応しい方が販売していたアングル調整器も使っていました しかし当店で アイアンのチューニングをする機会が普通の工房を凌ぐ数かどうかは分かりませんが 螺子や受け口が潰れて使えなくなり なんとか手直しして長く使おうと補強部材を溶接して改造バージョンで作業していた頃もありましたし 全面的な改良で作りなおした形が 
現在使用中のアイアン専用“アングル調整器”となって販売、活躍中であったりします 機材の用途、使用目的にとっては「これでは使い物にならない」と直ぐ判断して中古に出したり他機種とバーターしたり… 買ってしまっては馬鹿馬鹿しいので 知り合いのショップに一寸拝借したり、メーカーのデモ機を借りてみたり… 他社製の売り物では飽き足らず 最終的に“最も優れた性能を有する内容の機材は 自分で考えて好きなように作ればそれが最善だ”と考える結果になりました 
異“アングル測定器”に関して言えば機材の変更で 蓄積された測定数値が今までと違う数値になる事自体、とんでもない事で店舗の営業途中から機材変更は チューンナップショップにとって足元をすくわれかねない事でもあり得ます しかしその時々のベストな機材を導入し 過去の在り来たりな慣習や常識を踏破する気持ちを持ち合わせていなければ前向きなイノベーション(改革)は無いと常に思うのです
 以前、日報ノート
No167“問題点です 調整器と測定器の違う点”で紹介したマニアックな本 ネコ・パブリッシング社発刊の“ゴルフギアブックvol、28”定価、¥780に「自分の工房を作ろう」と題して“測定器の特集”が組まれました 前回号では アングル調整器の特集ではありましたが 依然“測定器ともとられかねない調整器”が掲載されていました が、今回はまぎれも無くタイトルは“クラブ測定器”です 私自身が非常に楽しみにしていたクラブ測定器の特集内容になっているかどうか? 編集され御世話いただいた方から早速届けて頂きました その結果は・・・ 本文を引用させて頂きます
 
『測定器はネック加工によってロフト角やライ角を調整するた
  めに使用する調整器とは異なり、データを収集するためだけに
  使用する機材だ 調整器にも角度を示す目盛りが刻まれてい
  るが、本来の測定という意味からすると、その目盛りは動かし
  た角度を指すもので、本当のデータを示しているのではない』
と 説明されています
やはりアイアン用のみのアングルの調整器と総て(ウッド、アイアン、パターの左右共)のクラブアングルを測定する機材はまったく別物であり それがまさしく“本来の測定器”であり紙上で当ギャレーヂ製を「正真正銘のギアスペックを測定できる究極の一台」と評して頂けておりました それは光栄の極みでもあり 前回号以上にクラブチューニングの必要性、楽しさ、その極意を一般消費者に伝えようと 編集する側の方々が前向きの真摯な気持ちで監修され その熱意が確かに感じられる今後は益々楽しみな冊子と改めて感じ、思い、考えました このWEB上で心より深謝致します。
 しかし考えてみれば 測定器や調整器を販売する当店は 他のチューンナップ機材(重心アングル計、センターフレックス計)全てにおいて「クラブ状態での測定」を基本に考えて製作しているタイプばかりです 例えば“ヘッドだけで”ロフト、ライアングル、プログレッション、慣性モーメント、重心点を…
etc求めても、測定しても “シャフトだけの”ノミナルな重さや、キックポイント、振動数を測定しても・・・組み上げられたクラブ状態では 如何にバランスを出し(ホットメルトの充填した位置が違えば重心が移動し…)マニュアル以外のトリミングで シャフト軸線から歪んでヘッドに装着されれば(フェースアングルが・ライアングルが変化し…)デカールマークばかりが目立つ方向に装着され(スパインアライメントでエフェクティブロフトが変化し…)いくら腕達者なテスターが そのクラブを打って評したヘッドを、シャフトを、グリップを一切すべてが同一の装着条件、仕上がり精度、品質でもなければ実は何の意味もなく ヘッドやシャフトやグリップ、それぞれを単体で測る重さやトルクくらいが比較対象になるだけの数字のマジックに踊らせられかねない 何かすり替えられた寂しい内容とも感じます
全ては前記のとおり さまざまな計測には いろいろな技法、手法でクラブが組み上げられて打球時に使える状態の「クラブの状態で計測」しようと考えております その結果現在、聴き慣れない言葉かもしれませんが「ラテラルバランス計」を試作器製作中です。
どんな内容か簡単に云うと 仮にグリップのトップオブグリップ部分に(トップオブグリップ“点”である事が望ましく本来でありますが・・・)支点を設けてクラブを吊り下げると当然ヘッドがぶら下がりいずれ静止します この時ヘッドの重心点は「クラブの状態」で始めて見つける事が出来ます それは
X方向(フロント方向)とY方向(ターゲット方向)からの垂線を先程のトップオブグリップの“点”部分を通過点としてレーザーで照射し ヘッドの天板をクロスして照射する1つの点を(Z方向から)眺めて その点のZ方向位置関係(天板からソール板の間)の一箇所がクラブ状態でのヘッドの重心点であると確認できます 仮想の直線ですが この線を中心に“クラブは独楽のように回転する”反対に言えば「クラブの状態での慣性モーメン」は この時点で測るべき数値と考えられると云って間違い無い事です

“ラテラルバランス”がゴルフ業界で来年度流行語大賞にならないまでも ヘッドのみの慣性モーメントや重心距離に比べて実は「クラブの状態」で重心深度、重心高、重心距離を把握する事が慣性モーメントを決める最大のファクターである事を 著名なデザイナーや評論家は茶を濁すことなく消費者に伝え、訴える事が大切で 成り行く事の大事さを知るべきだと思います