1月10(月)

NO,177(去年一番の問い合わせが今年の試金石かも?

 


 
暮れから正月の休暇中にたくさんの質問メールやBBSで問い合わせを頂戴しました
去年の一年間を通算しても問い合わせが最も多い事で 普段の営業中も 電話やメールで聞かれる質問の多くが「シャフトのスパインアライメントについて」です 

Q  単刀直入に「正解は強い部分をどちらに向けるのか?」 
    が圧倒的に多い内容ですが 

いつも申し上げるように

A  「当方が考えるのは強い部分の向き1つのみではなく 弱い向き、2番目に強い、弱い向きを考えると、まして装着するヘッドがウッド・アイアンや番手が違えば重心アングルが違い同じシャフトでも付けるヘッドの個体差によって 又、2本あればその2本のシャフトの持ち合わせた個体差によって…それぞれの部材を目前で直にパズルさながらに考え そして始めて判断、決定出来るものであって 簡単な一言で答えられるものではなく 模範解答だけを直ぐに申し上げる事はできません」

です そう言った問い合わせの主は相手が何方でも、どのような立場、職業でも良い事ですが 電話やメールで聞いてくるのですから 相手が専門家なのか一般アマチュアなのかこちらが知る由はありません なかにはプロほど勉強されている事が伺えるアマチュアや アマチュアのような恐らくショップオーナーなど、真実は分かりませんが当方の想像ではさまざまです 以前スパインの一寸したノウハウをギャレーヂ店主が提供した先のショップオーナー(測定器の購入をちらつかせた方)は 直後に然も分かったような表現で「スパインとは…」と延々独自の理論が如く御自分のホームページ上で解説されていました センターフレックス計を持たずに(使用せずに)強い部分だけを如何する、こうすると論じるのは色いろなHPで既に解説されていますが “スパインアライメント”が分かっていない事を 実に滑稽な事で自ら露呈しているのがご自身で分からないのでしょう 実際センターフレックス測定器と数本以上のサンプリングシャフトを前にしないとノウハウは此方から説明すら出来ないものですし 個体差がある分だけ答えが直ぐには言えず豊富な経験と対応に応じた装着結果のデータ蓄積が必要なのです
 中には実際あった話ですが 客がシャフト装着時に質問した「シャフトスパイン」という言葉自体を 行きつけの“チューンナップショップ”のオーナーはご存知で無かったりして 
「何?そのシャフトスパインって?」 と 反対にアマチュアの客が 店のオーナーに説明したという話もありました 当店がスパインという言葉に触れたのは20数年ほど前で スパイン計測器は20年近く前から稼動しております グラファイト製が存在せず スティールシャフトしかなかった時代は 一枚の板状金属を丸く巻いて筒状に溶接し シャフトの形状に成型していた為バランス計と竹さしでクラブを100匁(モンメ)で作っていた時代からの職人でもシャフトの溶接部にある「骨」すなわち“スパイン”は知っていた既成の事実です 安心して仕事を任せておけないチューニングショップが今時のサイエンスな時代でも存在しているのが事実です
 昔ゴルフクラブが壊れれば修理はクラブ職人しか頼る先がありませんでした ところが昔ながらに仕事をする職人の“経験と勘だけ”では 今時サイエンスな時代のハイテククラブは作れません あてがわれたクラブをそのまま使うのではなく 気に入って買ったクラブでもメインテナンス、クラブをチューンナップする時代に当店から また当店以外にも数値管理やチューンナップできる機材がこれだけ品揃えされ、店頭で流通していて しかもその数値の終始増減に則った作業経験と実績があれば手先の器用なアマチュアでもチューンナップショップは開店し、充分営業できそうです 今時サイエンスな時代のハイテククラブを作ろうとするにしても「伝統と慣習に大幅に反する形状と構造のものであってはならないクラブ作り」がルール上の通則、根底にありますから 「永年の経験と勘」が備わったクラブ職人が まったく必要でない訳ではありません 数値管理に長けた技術レベルの高い作業ができる職人が必要ですが ただクラブ理論(バランス理論、振動数理論、スパインアライメント…等、サイエンスでアカデミックな さまざまな数値理論の部分)の理解と融合した確固たるポリシー、作業技術が必ず必要です
ゴルフが上手くなりたい一心でスウィングの研究を熱心にされていても クラブの大切さを当HPでご覧になり 近所なのでよく行くチューンナップショップのクラフトマンと話をしたあげく 当HPにプレーヤーが嘆いて質問されて来られた内容がありました

 『“スパインやバランス、振動数などはどれを信じるかで後は別に関係のない事”と言われました 要は気の持ちようみたいな感じで どれかをとるとどれかが崩れるし全部は思いどうりにはならないと言います 私は納得ができませんでしたが その時は納得したようでリシャフトをそこのチューンニングショップでしました 中古のスティールシャフトを組んでもらいましたが、結果はまずまずなので良いのですが 更なる向上のために新品のシャフトでビシッとクラブを組んで練習に迷わず励みたいと思っています 地元のクラフトマンの言うとうり スパインなどは気持ちの問題なのですか?』

 と聞かされ 私はここまで酷くクラフト技術の無さを当然のように言える そのお店のクラフトマンのレベルに業界人として責任を痛感しました アマチュアが所詮アマチュアであれば 専門家が言った言葉をアマチュアは普通考えれば信用するものです 低レベルな専門家のお話しは過去に幾多とありましたが 気の毒なのは折角頑張ってゴルフの上達にかけていただく熱意と時間、費用に無駄が多過ぎます 気持ちの持ちようで球筋が変わるなら練習は誰も必要ありません 過去のさまざまな作業実績から成果、効能として具体的な球の飛びや、コントロール性に以前と比べて秀でた結果が必ず出ています しかもスパインコントロールすればシャフトがスウィング中に可笑しな挙動をしない、イレギュラーな動きが見受けられない・・・ スパイン調整で好成果があり 振動数管理できたウッドとアイアンが上手くコンビネーションしバランスが整っていたならば 調整しないよりも調整した方が プレーヤー自身にとってクラブが振り易く球をコントロールしやすいと判断でき感覚的にも良しとされる場合が殆どでしょうし 「気にするほどの事ではない」と まったく素人同然で他業種の方が風評的に言っているようで責任感が全くありません。
プロゴルファーを長年やっている人でもスウィング中、“トップオブスウィングでシャフトが踊る” とかダウンスウィング中“クラブが寝る” とかインパクト直前、直後に“ヘッドが踊る、かえる” とか 抽象的なシャフトの動きを訴えます ロフト、ライアングルを合わせても番手によって打球の技術以外に“球筋が違う”ような客観的であり 分からない訳ではないような症状が訴えられてきました それらはスウィング中にシャフトが動的な状態でスパインの特徴、規則性が揃っていない“左右均等な撓りをしない装着状態”がセット間のコンビネーションにあった事を言われてきたと考えられます スパインの特徴、規則性を整えた結果 具体的な球の飛びや、コントロール性に以前と比べて秀でた結果が出て しかもシャフトがスウィング中に可笑しな挙動をしない、イレギュラーな動きが見受けられない・・・感覚的にインパクトゾーンでタイミングが番手で違わない 方向性に改善が見られミスになった結果はスウィングする側の良し悪しとされる場合が殆どです
これからは行った先のクラフトマンに「シャフトスパインはどうなっているの?」と聞かれた答えが正しい理解と対応に備えたチューニングショップかどうかの試金石になるのではないでしょうか?