6月16日(日)

 NO,066(店頭での会話 誤解と説明 その四

 

 本来アイアンの距離がいくら出ても(飛んでも)あまり意味がなくプレイにおいてさほど気にすることではない筈です。ところがショップの店頭では「距離が出る!一番手良く飛ぶ!」と盛んに強調され それを聞いたプレーヤーも実際には他のプレーヤーの使った番手を意識し そのプレーヤーより小さい番手でも良く飛んだ 飛ばない事を競い合うひとつは子供じみた競争心、挙句はスコアより同じ番手でも“よく飛んだ飛ばない”の優越感を如何にゴルフで味わうかの違った勝負が心の中に存在するのではないでしょうか?
 それでは何故10本近くのアイアンを持ちラウンドするのか?同じ番手で飛びを競う事が勝負でなく 何番を使ってもあがったスコアの少ない事が勝負であればロフトアングルを起こした最近のクラブに現実の魅力はどこに見出せば良いのか?
 
昔から在る「ケニススミス」ブランドが“オフィシャル”と呼ばれたロフトアングルを採用していた頃から最近は さすがに#3アイアンのロフトはプレーヤーの為にも無理があり無茶にストロング化(起こして飛ぶようにする)はしていませんが ショートアイアンになるほど起こして立てて一般のプレーヤーがそこそこ打てる#7〜#8から#9、P/Wが一番手から二番手分 ロフトを起こしているのが実状です 因みにセットは9本でコンビネーションされている頃は
 

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P/W

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56度

 で

昔は番手間がきっちり 4度づつ推移していました。ところが今は #3が2122でスタートして(酷いのは20度前後のもありますが)ミドルアイアンの番手間ピッチを2〜3度しかロフトを寝かせず(倒して飛ばないようにする)ショートアイアンのピッチは5〜6度寝かせて いずれはS/Wの56度あたりにかけて帳尻をあわせたコンビネーションで仕上げられています すると必然的に元は9本でまかなえていたロフトの割り振りがS/Wの56度がそれ以上起こす事が効果的でない為 直前のP/Wとの間にA/WF/W #11やフェアウエイサンドたる “間に合わせ”クラブが出現する羽目になったのです 現状多い10本組みのロフトのコンビネーションパターンは

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P/W

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ですが

「今までより飛びます!一番手違います!」のアイアンを当店で計測してみると

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P/W

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だったりする事もあるのです 当然以前より番手以上に距離は違い “飛び”には優越感にひたりは出来るのでしょうが  ショートゲームの難しさが以前にも増し ショートアイアンの距離のジャッジメント、距離の打ち分けが尚更しづらくなるのです。 かといってロング〜ミドルアイアンでは距離が番手間であまり変わらず飛んでいく弾道も低いまま反ってスコアメイクが難しいセットとなっているのではないのでしょうか 以前よりフェースにチタンの板材をはめ込んだアイアンヘッドがありました。 スリップが多くフライヤーの状態でボールを飛ばせ弾道が高くなることを利用した画期的な考えのクラブですが 落ちてからボールは止まりません スピン量が少なくデッドにピンを狙っても 転がる距離が多く落としどころが読めず ロングアイアンでは効果があってもショートアイアンは使える代物ではなかったようです。 それではアイアンの本来目的とされる弾道やボールの止まり具合は如何すれば 如何して選べば良いのでしょうか?
                          
                           次回に続きます。