12月11日(火)

NO,210 (曲がったシャフトの問題点

 


 
価格訴求のホームページが多く見られるゴルフ用品業界に 一言苦言を呈し、少々の提案をしたく 久しぶりに日報ノートを更新します 
もう一つは 以前日報ノートを更新した後、今日までのその間、測定機材関係の知恵袋として お願いしている工場関係者に “ある器具の製作” を依頼し それが出来上がってきた御案内(実はオットー氏との面談後、このままではイカン!と考え作った検査機器)と、以前の日報ノート内の記事で 今年の東京ビッグサイトの展示会場内に於いて面談したR&Aドクターオットー氏との対談内容を記し その後の店主なりのさまざまな考えを全面的に披露したいと思います
 
 
ここ最近、お蔭様で なぜか当店は非常に作業依頼が混み合っております さまざまなお尋ね、問い合わせもひっきりなしの状態です ホームページをご覧になって 居ても経っても居られず当店に何がしかの作業依頼をしようとお考えの時 ページ上で価格訴求もなく、実販売価格や小売定価、作業工賃を表示しない以上 やはり作業の工賃明細、パーツ価格は幾ら、総予算と照らし合わせて・・・とお考えになるのも当然のことです しかし工賃価格、定価表をホームページ上で掲示せず まったく値段が高いも安いも分からない当店に お客様が数多くお越しいただき ご注文を頂ける事実は お付き合いのある、なしに関係なく 多くのチューンナップ工房、卸業者さんからは非常に不思議なようですし また希望小売価格の維持、順当な利益の確保を考えると 事前に表に記して書き出しておくことは難しい事で それは過日の“質問BBS”に 突然「ダイナミックゴールドのリシャフトは幾らですか?」と 問い合わせがあり それに答えた 店主の気持ちそのものだ と言い切りたいと思うのです

問い   「DGでアイアンリシャフト(ノーマルネック、グリップ再利用)は幾らになるのか? またシャフトはほぼ真っ直ぐな物を選定していただけるのか?」

答え   1本¥8000(税別)+アルファが基本です 当然曲がっているシャフトは使いません。おおよその作業はスパインニュートラル合わせ、バランス調整はバックフェースに鉛シートを貼るか、ネックの中で下孔をあけて軽くするかトップブレードを削るか、バックフェースに穴をあけるかロフト・ライ角を事前に調べ 装着後如何するか、一つは全く以前どおり、二つ目は御希望の数値角度に、三つ目は(シャフトとプレーヤーのマッチングを考えご相談のうえ)ベストな数値に、グリップサイズを手に合わせて整える為 下巻きテープの回数を考えて・・・あらゆる状況のクラブを対象に あらゆる作業が盛り込まれる事が想定されます 従いましてHPで 価格表等、“本来一言一行で価格提示は出来ない筈だ”と私は考えます

質問者や皆様に御案内したい 最も大切な内容は
「価格訴求はしておりません 一概に作業価格、販売値段をお知りになる 又はお尋ねの場合 作業依頼を頂戴する予定の クラブ自体を目の当たりに拝見してからでないと当店で 精一杯ベストなフィッティング、チューニングが施された作業工賃、販売価格が事前には幾らか案内できない」と 申し上げたい点です。
今後の日報ノートに記す“販売価格、作業工賃”の安さ、速さだけでは判断するべきではない事実や 品質、規格の甘さがまかり通るメーカーや バラつきの多いパーツ商材を使い 単にくっ付けるだけの一部チューンナップショップのいい加減さに 消費者の方々が
「作業技術、組み立て技法を介する販売価格は一概、一様に提示できない事だ」と御理解されるべきだと思います
この話の前後は是非宜しければ直に“質問BBS”のNo879〜882を御覧頂ければご理解いただき易い思います。
しかし一番大切なポイントは
「絶対的な支払う価格にまつわる対価への価値観」は 人それぞれ考え方があると思います しかし 当店では過去にもはっきりと書き記しておりますが お越し頂くお客様は 当店は“高がそこらのチューンナップ工房であってグリップ交換にしろ リシャフトの作業にしろ 結構薀蓄の多い職人がやっている小さな店だ” と、お考え頂きたいのです 
ネットで遠い場所から送ってさえ頂ければ「早い、安い、上手い」を売りにした流行の“リシャフト専門工房”ではありません また特別高貴でもなく けっして敷居の高い店ではないという事をご理解頂き 直に此処までお越し頂きたいのです 
また当ホームページを御覧頂くユーザーご自身が ご近所の工房で作業依頼をされる場合、そこへ直に出向き 依頼される工房の技術レベルを目で見て 耳で聞いて問い ご自身が支払う対価に適うだけのお店かどうかの判断基準にして頂きたいのです。
R&Aの研究、テストディレクター、ドクターオットー氏との面談は 今をさかのぼる事5年前、14年の歳月を掛け完成したギャレーヂオリジナル、クラブアングル測定器の売り上げ台数が目に見えて上向いてきた2002年歳の暮れに 測定の精度、測定能力の優秀さ この業界に於けるオフィシャル測定器の必要性など、個人レベルではありましたが 相手は英国R&A 失礼の無いよう英語で手紙を書き(私は無理ですから駐英暦十数年の元商社マンに依頼しました)返事を待っていました 送った意見、質問の内容は

1、この業界にオフィシャル測定器が存在しない不具合さについて

1、一時は反発係数のルール規制上、明文化されていた「ロフト15.0度までのクラブ・・・」に付いての規制が 「ドライビングクラブで・・・」と 変更されていた問題 

1、   今後、クラブのオフィシャル測定器の導入について

を主に意見し、聞き出したくて 過去に受け取って頂いた筈の書面内容について 改めて聞くチャンスを頂戴できたのでした 約束の制限時間は30分 すべてが満足な答えではなかったのですが 社交辞令か約束の5分前、急かすように最後は「貴重な意見に感謝する」とは言われたものの ポイントは
“少なくともR&Aには市販の測定類が3種類存在し必要に応じ現に使用していること、クラブのオフィシャル測定器の導入は今後ずっと考えていないこと・・・”が聞き出せたのです ただはっきりと私自身が感じ取れた事とは
R&Aとは 受動的に物事を処置する組織であり 全く能動的、自発的には機能しない まだまだメーカー主導の単なる決定機関だ」と 思ったことでした

翌日のR&Aクラブ用具規則セミナーでの質疑応答の内容話も含め 曲がっているシャフト”についての記事も次回から更新します が、過日の“質問BBSの問い合わせ”には 一概に答えられない「流通するシャフトの曲がっていて使えない、入荷したすべてそのままでは買ってもらえない」問題や今回「シャフトの直線性についての品質検査器」を導入し 消費者の方々に向かって多く露出させるきっかけや 曲がったシャフト商材のデリバリーにかかわる大問題「問屋機能をまったく持たない日本の問屋事情」を含め 続きは近々アップしようと思います