8月19日(月)

 NO,075(誤解と説明の紐解く シリーズ3)

 


 
先日 あるメーカーがUSGA(全米ゴルフ協会)と同様の試験機を使って反発係数の実地テストした結果の記事を読みました。 懸念していたテストの方法、内容に不安が多く 案の定試験されるヘッド自体の重さの違いや パーカッションエリアの広さや、狭さで決して平等には判定されそうにないマシンテストで そのうえ跳ね返るボールの速さを公約数的な(10球中の最大、最小を除いた8球の平均値)求め方でCOR値を判断し また具体的にプレイで使用することを含めて 試用するボールの銘柄(試験では実際にピナクルゴールドと限定)などで結構係数が違って示され 且つ試験結果をデータ化すると 係数で0.830と 0.860の差である僅か 0.03の数値上では約6ヤードの差で飛距離に換算できる事が明らかになる事で 前記したボールの公認球取り消し内容が “打ち出した初速のオーバーであった為“に それを聞きつけた一般消費者には 「驚くほどメッチャクチャよく飛ぶボール」だと捉えられた事の様相と今回も同じレベルのようです そのボールテストではR&Aの承認する装置を使って 申請に必要な25個/1サイズの提出したボールの温度を 摂氏23度±1度以内とし 秒速77.724メートル(255フィート)プラス2パーセント以下という規格に 飛び出す速度が速すぎるボールの確率が多く存在し過ぎると(そのボール総ての速度オ―バーするのではない!)テストで不合格になる内容のものです 〔公認球の申請には他に外径、重量、対称性、飛距離規制があります〕 実際にはパーカッションエリアで打った時に 僅か数メートル飛距離が伸びるだけの計算で 従ってそのボールさえ使えば だれが打っても どんな打ち方でも驚くほどは飛ばず 得てして飛ぶはずが飛ばないのは 自らの打ち方か?クラブか?と考え込んでしまうのが結論のようです

R&Aの提案では「ゴルフ競技の最善の利益は、可能な限りの統制をもって用具規制を世界統一基準にすることにより得られるものであると考える また より簡便なテスト方法の開発を継続して完成させ ゴルファーと用具メーカーへの混乱を最小限におさえたい」 と結んでいます 

だからと言って 今回の反発係数、COR値制限棚上げとなり 例え “規制にかかりかけたクラブ”が今秋の市場で 店頭に溢れる程のキャッチコピーと共に並んだところで 賢明な読者は慌てて購入されることなく傍観される事を期待いたします 現実にはテストマシンのように 常にパーカッションエリアで球をとらえられるものでない実地のプレイ上 2回と続けて同じ条件下で打ち比べる事は出来ないのですから前記のテスト内容と同じく 以前のクラブと 今度購入されるならばCOR値無制限の そのクラブを試した時には案外フェースの反発係数やヘッドの素材以外の要因で 「飛ぶ、飛ばない」を判断されている事に気付かれるかもしれません 当店店主と致しましても今年の商売のネタが“COR値の解禁”にならないことを切に望みます。