11月18日(火)

NO,223シャフトは曲がっている 100本全品検査の状況

 

 日本人の国民性として“安かろう悪かろう”では 商品購入の決定的な動機に馴染まず“良い品を、しかも廉価な値段で欲する”これが皆さんの“間違いない妥当な考えである筈“と 私は考えます 特に最近は海外産、輸入食品や輸入雑貨の品質・規格・安全性に話題が集中し、人体に悪影響を及ぼす成分、材質に問題ありと 普段より随分メディアの関心が高まっています
ゴルフ用品界では例え僅かな価格の商材でも それが原産国から輸出され 日本に入って消費者の手に渡り最終消費される場合、その輸入商材に貼ってある シール1枚にもその姿勢がうかがえるのです

左の写真では分かり難いと思いますが 右の写真の右下「ダイナミックゴールド」と「S−300」の間を御覧下さい「for Japan」の字が見えるでしょうか?
並行輸入品との違いを シャフト1本につき1枚、いつもの卸業者から仕入れれば 添付されてくるシールの中に「間違いの無い商品だ!」と言わんばかりに差別化できる証に「for Japan」と入っているものです これ等、御覧のシール以外に「for Japan」の文字が無く仕上がっているシールも この業界には存在します それらは正規輸入エージェント(契約代理店)を通さず 個人ブローカーや契約外の商社が単に輸入業として介在する“並行輸入シャフト”で 見た目のシャフトその物自体は まったく同じ物であり 品質・規格も 特に問題がある内容ではなく 単に「輸入されるルート」が 正規代理店経由でなく、現地の流通商品を 直に現地ブローカーが 日本へ送り込んだ商材だけの物で 元々生産工場は同じ、規格は同様、出所が違うコピー商品でもないのです
並行輸入品は それなりに価格が安く(輸入品だけに為替レートで仕入れ価格は一方的に上下変動しますが)正規輸入品と どれだけ、何が違うのか? 果たして品質面に於いて 歴然と差があるのでしょうか? 確かな情報としては 最近、組み立てられたクラブの並行輸入品は殆ど儲からないので (間違いなく円高時は儲かる仕組みですが リアルタイムに商売は出来ず関税も高いレートでかかりますから)「ゴルフクラブ」となった状態での輸入は歓迎されず 日本国内(本国外の)アッセンブルに切り替わり 輸入、舶来ブランドと言えども 殆どライセンス契約された「MADE IN JAPAN」の商品が殆どであり 最終組み立て地の場所、国が その商品の「原産国」と表記され売られています 仮にパーツの状態で各部材(ヘッド、シャフト、グリップ)を輸入し 組み立てを日本国内でした場合は “MADE IN JAPAN”であり 少しは購入時の安心材料にはなるのですが それぞれのパーツ、例えばシャフトがアメリカ製で、ヘッドは中国、グリップはメキシコで、それぞれが例えば“台湾に輸出”され、組み上げられると「MADE IN TAIWANN」で それを輸入した日本では “台湾製の商品”と判断されます 海外製品に変わりはありませんし シャフトなどは大手のメーカーオリジナルシールは貼られていても 先程の「for Japan」は書かれておらず どれが正規輸入品で どれが並行品かも見分けが付きません 所詮、書かれた「for Japan」はアフターマーケット業態用で 意味の無い気休めシールでしかありません 
どうもゴルフ業界で 日本の「パーツ問屋」は不思議な傾向があり 仕入れた商品、特にシャフトは 在庫を極力持たずに すべて小売店へ売り切ろうとする考えで商売しています また多少の在庫を持っていてもそれらは「すべて良品であり決して正規の輸入エージェントや 国内シャフトメーカー、製造元が 返品を快くはしてくれない状況」が事実ですから 因みに当店が取引するシャフトの卸問い屋は数件あり 輸入された絶対数が 流通在庫として問屋の棚に ある程度の数が有る以上、当店では荷受、仕入れてお客に販売できない“曲がっているシャフト”を 輸入エージェントや 製造元には返品しない(出来ない状況)為、次回のワンロット注文相当数が 輸入や製造されるまで 直線性の高い商材が手に入らない状態です 例えばダイナミックゴールドのS-400は 今時殆ど市場で流通しないので(流通しないらしい?ギャレーヂは売れているが・・・) 曲がったシャフトばかりが在庫棚に存在しても 次回エージェントへの発注は 在庫過多になる為 発注、仕入れして 届けてくれません 他に消費される先がありませんから 少々時間が経ってから発注しても 結局消費されず減らない分 以前と同じ曲がったシャフトばかりが残っていて 真っ直ぐなシャフトは選ぶ事が出来ないでいるのが事実です これ等の曲がったシャフトの基準を「曲がっているので返品を受ける」と言わないのが 輸入エージェントの「ツルーテンパージャパン」で すでにギャレーヂと商売上の折衝は決裂していますNo214215 日報ノートを参照下さい
海の向こうで「世界のシャフトメーカー」と自負するツルーテンパーに対抗し 国内産、軽量スティールシャフトで大きく売り上げを伸ばし 世界の有名ブランドにまで席巻する勢いの「日本シャフト」も同様で 以前の折衝時 せめて「日本」のタイトルであれば恥じないシャフトを供給して欲しいと訴えましたが 担当者は自社基準の域をまったく譲らず 返品や交換を一切受け付けず やはり折衝は決裂して 思うような品揃えが出来ていません 詳しくは ゴルフピット ブログ 08/5/16 分を御覧下さい 
今般シャフトの規格、品質について記していますが「シャフト軸の直線性」と同様に問題視しないといけない「シャフト断面の真円性」を少しの量、検査しましたので御案内したいと思います あるプレーヤーの為に一つの銘柄で、あるフレックス、#3〜ウエッジ用(8サイズ)を計100本、最高の精度を求め丸一日時間をかけ調べてみました

シャフトの偏平を計る冶具を使い(オリジナルの設計です)ティップ(細い先端側)から バット(反対側の太い端)すべてのステップ間と グリップされる場所まで 元々切り捨てられるヘタの部分も測定しました 
もう
1点注視するべき直線性も同様に 重心アングル計を使いティップ(細い先端側)から バット(反対側の太い端)すべてのステップ間と グリップされる場所まで 元々切り捨てられるヘタの部分も測定しました クリック


これ等の検査作業のすべてを100本行ない 満足できる、すなわち「使用できるシャフト」を選定しました さてその数は・・・