2月7日(木)

NO,214(シャフトは曲がっているシリーズ ビッグサイトにて

 


 
去年の(07年)ゴルフ用品展示会にゴルフギャレーヂは 当初の予定どおり出展を見合わせ 店は臨時休業して 店主は週末にかけてビッグサイトへ上京していました 久しぶりに ゴルフフェアに出す側から ゴルフフェアを見る側の立場の者として ゆっくりできた その間 高が一泊二日の道中でありましたが ご存知のように 上京する週の月曜日には救急車に乗って病院に行っていたにも係わらず その週の金・土曜日、最悪の体調でありながら 現地ビッグサイトまで出かけた理由は 大事な用件R&Aのテストディレクター、ドクターオットー氏との個人面談が5年越しに 予定していただけると云う行事が 会期初日の金曜日に控えていたのです。 何があっても「いざビッグサイトへ!」と気持ちを奮い立たせ臨んだ 最近ではあまり経験した事の無いハイテンションな 価値ある2日間でした(尚、初日の会談内容は日報ノートNo210を参照下さい)
 
翌2日目、会場内で 日本ゴルフ用品協会主催で ドクターオットー氏が講師となり「R&Aクラブ、用具規則セミナー」が開催されました その講演のなかで セミナー参加者との質疑応答タイムになった時、 私はすかさずシャフトスパインに関する事で 現存するシャフト銘柄の形状内容から“ルールに抵触するのでは?”と思われる点で 再確認事項(付属規則U-2シャフト-b曲げ特性とねじれ特性について)の質問や それがルールに抵触しない訳、事由内容を問い聞きだそうとしました またギャレーヂ店主の考えに賛同、支持する同伴者に質問者を代え 議題に上った内容として 現在流通するシャフトの直線性を問い 出荷されるシャフトの品質管理状況や 協会としての立ち入り検査に及ぶ必要性を問う“消費者側に立った内容の質問”が矢継ぎ早にあって 予定されたクゥエスチョンタイム中、大半の時間を費やすまでにおよびました 我々が大阪の遠路よりセミナーにわざわざ出席するには充分で価値ある議論が会場に白熱しました が、やはり主催者側は その場を取り繕った感があり またR&Aの立場として それ以上我々が突っ込んで、突っ込んで質問しても “民間の営利を目的とした企業側にR&Aは介入しない、出来ない部分”での考え方に温度差が実際あるとの判断で 終局的な答えを求めても無駄と諦めざるを得なく感じ 半ば消化不良の状態で 質問タイムは終了したのです・・・ が 
セミナー時、オットー氏に質問した具体的なやり取り、内容は今回割愛しますが いずれの機会に皆さんに全内容を紹介します
何とかセミナーが終了した時点で 今度はフェア会場の現場で 名立たるシャフトメーカーのブース巡りとなりました 
その先々の方々への質問内容は
「出荷される良品規格シャフトの“曲がりの許容公差”はどれくらいが許される数値か?検査方法?検査数量・・・?」です 
あるブランド先では 即座に工場関係の技術者を紹介され具体的な歩留り、検査数値、方法を教えて頂けるメーカーもありました が、やはり輸入商社の業態で商売されている 世界最大規模メーカー“ツルーテンパー社”日本支社の方はなかなか答えては貰えません しかし分からないでもありません 御自分のところで扱うシャフトの生産工場は遠い遠い国、しかも世界中に工場は点在しています 直ぐには答えられないのは銘柄が多すぎるのか 昔よりは良くなったとお考えで無視されているのか 従業員がたくさんいても 品質管理部門が手薄なのか・・・

店主「去年暮れ電話ではある程度お話したのですが・・・
」 

業者「おっしゃる事は分かります 直ぐには改善されなくても暫らく時間を頂戴して・・・」

が平均点か?優等生からか?頂戴した答えだったようです
これ等 上記の記事で ついつい嫌味っぽく訴える内容は ずばり下記の動画を御覧いただき消費者の方々が判断されれば良い事でしょう 


『曲がったシャフトの現物はこんな状態ですクリック!

「シャフトは曲がっている」と 去年の暮れから今年になって 久々に日報ノートを再開しております 一般消費者の方々が次々に来場いただき 忙しなく作業依頼を頂戴し 持ち込まれるクラブ、個々のパーツを目の当たりに見ていると どうしても その品質、規格、精度に目が向きます。 
皆さんが懸命に練習し、その成果が出ないのは「それは クラブの所為です」
と言って差し上げたいと思います
「シャフトが曲がっているから」と云う現実が かなりの割合で考えられるのです   
 
現場で消費者と直に接するクラフトマンとして この危機的な状況を 私なりに微力ながらメーカーに訴え 日報ノートで訴求しています 何処のシャフトメーカーも出来ない事ではなく 実際素晴らしい“良品シャフト”を世に出すシャフトメーカーは存在するのですから より良い生産体制、品質管理を促して 去年のフェアから期待をしていたのです しかし残念ながら良品としての出荷基準の規格が甘く「当店では使えない」シャフトの入荷が後を絶ちません 「工場の生産現場で物を作る人」は 当然「より良い物」を願って働いている筈です そのような企業理念のメーカーばかりと考えますが 最後は“営利を求める単に商売なのか?” 現実はどうも違うようです ロイヤルプレシジョンは儲からなかった、会社が売られた理由が“そこにある”なら 本当に寂しい限りです
 この業界に警鐘を鳴らす一念でシャフト業界、メーカーへ“曲がり許容の提言”で 俊敏に検証データを採り、検証数値を計算し 細々と動いてくれているゴルフピットの渡辺寛氏が綴るブログを紹介します ギャレーヂ店主とはクラブ製作技術の向上を目指し 彼自身古くから自らの店を構えていますが 同士として関わりのあるクラブ工房主です

http://www.golfpit-jp.comブログ記事を御覧下さい』“スティールシャフトの曲がりシリーズ”1月6日、8日、14日、18日、26日分です
一年以上前からの付き合いで既に信頼関係が存在し それは当店店主の良き相棒となってR&Aのセミナー中、クゥエスチョンタイム時 当の彼が質問し、その答えとして聞いている内容を“百も承知”で ここ最近になってJGAへ FAXで質問している内容を抜粋して記しておきます。
ゴルフクラブと言うものの存在に不可欠なスティールシャフトがR&Aがルール適合と判断するものだけがちゃんと供給され流通しているかどうかという重大な問題については“受動的立場”を捨てて“能動的”に監視、監督、指導をされるべきだと思うが如何 」
と、提案するシャフトの曲がり公差については 消費者の側に立って とても容認できない程の 酷く曲がったシャフトが流通している事を ゴルフ関係の業界人だけでなく 広く一般消費者にも知って頂きたく考えて 彼はブログに提議、提言し 私は今年になり日報ノートで提案している考えです。
 ところが重要な事件?が・・・ ゴルフフェア会期中の済ますべき案件が一段落し 
それから8カ月経った去年10月の終わりに問題が生じたのでした シャフトを仕入れる為 過去から当店と取引しているシャフトの仕入れ先ルート、ツルーテンパー社の代理店から当店に
「今後は受注後 倉庫から出荷したシャフトについて、返品されては“困りますので・・・”」と打診され それは又、決定事項に近い衝撃的な取引条件が 仕入先の代理店から言い渡されたのです
過去から当店ではシャフトを仕入れる時 荷物が到着した段階で “当店独自の曲がりのチェック”を全品検査しています その時点で受け入れられない(仕入れる事が出来ない)曲がりを発見した場合 無条件で仕入先代理店に返品をお願いしていたからです
この続きは 
シャフトは曲がっているシリーズ 問屋機能のまずさ に続きます

 
※ 「仕入れルート」に触れておきますが“ツルーテンパースポーツジャパン”は国内に6社の代理店を設け 各代理店から小売店に供給しています 直接小売店との卸業務ルートを持たず 必ず代理店を経由“卸・問屋ルート”でしかシャフトを販売していません