2月12日(火)

NO,215(シャフトは曲が・・問屋機能のまずさ、身勝手さ

 


 
当店の機材を御購入頂ける場合 先ず電話などで此方へのアプローチがあります
機材の購入方法は? 資料を下さい 使い方で・・・ 在庫があれば欲しいのですが・・・
快くお応えし返答、取り説を送ったり 適切に対応、処理致しますが たまには

御相手「機材は直ぐにでも いただきますが 当方は卸業ですから卸価格で・・・」

店主 「何台ほど御入用でしょうか?」

御相手「
1台ですが・・・」

店主 「卸価格は設定しておりませんが どうしてもと仰って頂けるなら先ず5台のロットかそれ以上は10か15台で御見積もりしましょうか?」

御相手「5台すらも買えないョ 今回欲しいと言う相手は1件だけの1台で それで卸値は・・・無いの?」

店主 「卸値で出すには 当店の機材を気に入り 売ってやろうと思って頂ける方が せめて一度に5台は買っていただき 在庫した商品を持って営業廻りをして頂いて注文を取る。これが 卸の商売やないですか・・・」

御相手「もう要りませんわ ガチャン
」 
で終わった事が 何回かありました
 
機材を販売する窓口で居ていただけるのは 私共には有り難いことです しかし元々 当店が開発した機材は 卸価格を設定できるほど 希望小売価格で一台買って頂けても大幅な利益がでるものではありません 既存の売り物に満足せず 自らが考え、作れば 納得して使える それと同じ機材を所望される方々が1台、また1台と買って頂いたのがスタートです 買って頂く商材となれば 少しは綺麗に仕上げ、売り物となる化粧もしてからカタログに載せていますが 店内の使い潰したプロト機を御覧になれば 売り値は高い?設定でもない事が お分かり頂けると思います たくさん儲かる売り値を付ければ 結果皆さんお買いにならないと考えます  

 
普段、あまり目立ちませんが ソケットメーカーが作る物に ナショナルブランドのオリジナル製品に似せて作ったソケット、実名“フェルール”の製造業者が存在します
小物ですから 1個、数十円から200円前後 たくさんの種類は色、柄とサイズ 適応する相手の銘柄や リシャフト前後に必要とする用途巾が多くあり そのマーク数が凄まじく多く まるで手芸品のボタン売り場の様相です
 
以前消費者が あるクラブを持ち込んで来られました 嫁に出す(中古クラブで売りに出す)から 似せたフェルールで作り直して・・・との御依頼です 中古での買い入れ時、オリジナルに近い状態が最も高く買い入れてくれ リシャフト品や オリジナルから仕上げの違いが大きいクラブは 値段を叩かれ安くなってしまいます 此方も気を使い オリジナルに近い 前記の“似せたフェルール”を1個 付けて仕上げ直そうと・・・ 問屋に電話して発注です
 
店主 「フェルールの ◎△モデル No、△◎を1個荷物に入れといて」
と注文しました 暫らくしてリターン

卸業者「1個は無理です10個の単位で出荷しますが・・・」

店主 「要る訳が無いやろゥ 年間何個使うの? 後の9個売るのに一生かかるわ・・・」

卸業者「10個でないと1個は無理です うちも在庫はしてないし後々9個を在庫に出来ません」

店主 「要る訳が無いのは お宅もうちも一緒やろ せめて2、3個少々割高でも良いから・・・年間に何個使うのよォ?」

卸業者「10個でないとメーカーは出しませんから 10個単位で・・・」  

店主 「貴方のところ卸やろゥ 9個在庫していても
1個出せば利益がある筈やから卸値でメーカーから買っているんとちゃゥ? 在庫しているから卸やろ 只で頂戴とは言わんけど それ可笑しいと思うけど・・・

卸業者「会社の方針で・・・」

店主 「もうエエわ 
1個も要らん

1個、此方が買い値で 200円弱のフェルールでしたが卸屋は 幾らで買っているのでしょうか? 因みに当店では作業に必要なフェルール代金単品は(今後も)消費者に一切請求した事がありません が、この話は決裂で終わり後味が悪い気分で未だに思い出します

 
シャフトが入荷時「曲がっているものは返品できる」当然であり 何の不思議でもない話が この業界では通じなくなりました これは断じて許せません
当店ではシャフトが入荷時“真っ直ぐ度のテスト”をします その結果 テストで受け入れられない曲がりのあるシャフトは返品し 改めて同じ真っ直ぐ度の高い 受け入れられるシャフトを再注文します シャフトも工業製品ですから10本来れば 真っ直ぐばかりでなくやや曲がった物、結構曲がった物が入荷してきます それを真っ直ぐな物に交換依頼をしても 交換の処理がして貰えず
「出荷するシャフトは すべて良品であり 不良品(汚れや出荷時、既に問題を抱える物で間違って発送された場合)は返品出来るが“曲がっている”と此方(メーカー、問屋)が判断する以外は すべて曲がりは公差内の物で 返品は受付できない」
と言われたのです 
まるで言葉が、原語が通じない 違う世界のお話だとは 全てこの部分でしょう 

“メーカーの出荷、品質管理上、良品と認める規格、基準巾の違いで「曲がっている為 商品として使えない」という規格、基準の我々?(恐らく私以外に多数かも知れないが)と 大きく見解が違う問題が生じています”シャフトの曲がり公差について考え方、規格、基準が全く違う!のです  
 
例えば果物屋さんで みかんが売られている場合、美味しそうな山盛りの篭からは売れて 傷みかけたみかんの盛り篭は売れ残る いよいよ傷んで腐ってくれば自家消費か廃棄処分する 消費期限のシールがあれば 店頭に並ばない筈です 
これは当たり前の事で 傷んで腐っていても
「傷んでいないし、腐ってもいない」
「傷んでいるが、腐っていない」の 見極めが 手に取り、好き好きで買える筈の消費者が判断するのではなく 果物屋さんが“一度手に取ったら必ずそれを買え 美味しいみかんに間違いない
!”と決めつけて 我々に強要している状態です
私は聞きました 
「急に“曲がっていない良品ばかり”だから返品できないとは・・・」
此方の曲がりについての正当性を ついこの間まで認め返品、交換が なぜ許されていたのか・・・? 
営業マンに聞いてみると
「あるクラフトショップからクレームがありました。“ギャレーヂが返品したシャフト”は曲がっている物ばっかりだから その後うちが買う、お宅に残っている在庫のシャフトは曲がった物ばっかりだ それはおかしい
が どうもその理由らしく聞こえてきました
 
ナント可笑しな情けない寂しい話でしょうか 出まわるシャフトが曲がっている事を認めたうえで その購入を回避するのにギャレーヂを出汁にする。 又、それを理由に「返品できません」と言って来る卸会社 非常に不思議で残念な構図です メーカー側が出荷するシャフトが 10本あって10本全部が 酷く曲がっている訳ではありません まして若干でも曲がっているシャフトに目くじらをたてているのではありません 只で貰っても使い道が無い 大きく曲がったシャフトを誰が買いますか? その内の何本かは 消費者にどうしても購入して頂く訳には行かない 大きな曲がりが発見されるシャフトが結構ある その事実のみを言って交換をしているのです なぜ当店をクレームっぽく言ったクラフトショップは 御自分の まして消費者の為に 
「うちも 曲がったシャフトは買わないぞ! 返品だ」と仰らないのでしょうか?

 ペーパーマージンで商売、利益が上がれば これに尽きる事はありません しかし企業努力無く、電話一本で商売できる人々が 儲けを出す事の出来る事が 今の社会では成功者と呼ばれるのかも知れません しかし 偽装事件や 農薬入り食品の話題が渦巻く中 消費者に間違いのない商材、技術を提供し続ける企業は まだまだ多くあって欲しいものです 少なくともゴルフ業界に まだまだいい加減さが蔓延する以上 少し真面目に仕事をしていれば 明るい希望は残っていると考えますし そう思いたい気分です。