2月16日(土)

NO,216シャフトは曲がっているシリ・・・実地検証

 


 
ゴルフクラブは ヘッド、シャフト、グリップの部材3点で 凡そ構成されています
今回、このパーツの中で 最近のギャレーヂ“店主の日報ノート”や
ギャレーヂ流理論実践派の一員であり 毎週、当店での研修に励む“ゴルフピット 渡邊寛氏”が積極的、集中的に採り上げ、問題にしている「ゴルフクラブのシャフトが真っ直ぐではなく、曲がっている場合」の事を考えてみようと思います
 
チューンナップの作業で ロフトやライアングルを いくら精度の高いギャレーヂ製オリジナル測定器で合わせても シャフト中心軸線をクランプ(チャッキング)している部分はヘッド(フェルール)直上の部分、10数センチ〜20数センチ辺りまでです(http://www1.ocn.ne.jp/~tgf/tgf3.htmを参照下さい) 他社製測定機材の内容、精度の良し悪しはあっても 所詮「シャフトの中心線・軸心線は“直線で変わりなく、その延伸線上”にグリップが存在して そのグリップを持ち、人はスウィングする」と考えられている筈です 簡単に言えば「シャフトは真っ直ぐである」という前提で考える事です
 
当然アドレス時は静止した シャフトが撓っていない状態でセットアップし 飛球線に正対し身体を合わせているのですが テイクバックを始め・・・トップオブスウィング・・・ダウンで切り返し・・・それから球を打った結果 様々なファクターで 真っ直ぐ飛ぶ、曲がる、ダフル・・・はゴルフに付き物で あまりクラブの所為にはされません プレーヤーの打ち方の良し悪しはともかく、実際スウィングをしている時 フェースと球が接触する瞬間、球がつぶれ フェース面上をずり上がり 球はやがてフェース面と離れて飛んで行く・・・日報ノートNo148 スパインの解説中 の終盤2/3あたりを参照下さいしかし、その時の話は“シャフトが真っ直ぐな時の正しいスパインチューンの解析”であり 真っ直ぐであるシャフトが 物理的、幾何学的に 三次元的ダイナミックな動き、挙動は 然るべき正しいスウィング動作をしての結果 当然「真っ直ぐなシャフトで正しいスウィング」 この場合に球が真っ直ぐ飛んでいる筈の例です しかし先程のアングルゲージで計測数値上は正確なロフト、ライアングルを持っていても 仮にシャフトが途中で下記の4方向へ偶然的に曲がっている場合を考えてみると

@

A

 

B

3枚の写真から 下記の解説が成されると思います

その1 絵写真左―正面から見て
      
赤色線の状態で曲がっている場合 
 
セットアップ時 飛球線に対し、最初からダウンスウィング中の撓っている方向に曲がった状態でヘッドが装着されている場合 白線上の延長線上でグリップする筈の 本来持ち合わせるロフトより そのロフト角がセットアップ時には既に起きていて(ゲージの数値より少ない)当初より シャフトが撓った感がある

その2 絵写真左―正面から見て 
      
黄色線の状態で曲がっている場合
反対にセットアップ時 飛球線に対し、ダウンスウィング中の撓りと 反対に曲がっている状態でヘッドが装着されている場合 白線上の延長線上でグリップする筈の 本来持ち合わせるロフトより そのロフト角がセットアップ時には既に寝ていて(ゲージの数値より多い)振っても シャフトが撓らない感があり 少々ヘッドスピードを早めて強振しても インパクト時にロフトは 本来の角度を使えない   

その3 絵写真右―後方から見て
      
赤色線の状態で曲がっている場合
 
セットアップ時 ライ角度方向で 曲がりの頂点側が地面側に上を向けば セットアップ時 白線上の延長線上でグリップする筈の 本来持ち合わせるライ角度より 勝手にアップライトな角度で構えてしまい フェースが左を向いて ロフト角がセットアップ時には既に起きて(ゲージの数値より少ない)振っても シャフトがあまりトゥダウンしない感があり インパクト時にロフトは 本来の角度より少なく左方向に球が飛びやすい 

その4 絵写真右―後方から見て 
      
黄色線の状態で曲がっている場合
 
反対にセットアップ時 ライ角度方向で 曲がりの頂点側が下を向けば セットアップ時 白線上の延長線上でグリップする筈の 本来持ち合わせるライ角度より 勝手にフラットな角度で構えてしまい フェースが右を向いて ロフト角がセットアップ時には既に寝て(ゲージの数値より多い)振っても シャフトがトゥダウンし過ぎる感があり インパクト時にロフトは 本来の角度より多く右方向に球が飛びやすくなる現象が想像されます

 
しかもこれ等は 解説する上で 画一的な向き、飛球線にそれぞれ0度、90度、180度、270度方向に曲がっている場合の静止した状況での説明事に過ぎないのです シャフトにウィング中の動きが無く 当初からシャフトが曲がっているのですから説明はつき易い事です ところが、この状態でテイクバックし、トップオブスウィングで切り返し ダウンスウィングではシャフトが撓り まして真っ直ぐなシャフトであってもシャフト軸線上から外れた外側にヘッドの重心があるのですから これが曲がっている場合、まして画一的でない 360度に亘り 複合的な角度にシャフトが曲がっている状況のシャフトが オンプレーン上で どのようにシャフトが撓り、ヘッドはスウィング中に挙動するのか・・・? 一万分の一秒を撮れるカメラを用意し 駆使してもスウィング中 インパクトの瞬間のフェースとボールの接触前後を映し出す程度の映像は 見ることが可能ですから 何か少々ヒントは掴めても スウィング中の シャフトの微妙な動きまで(撓り、トゥダウン、インパクト・・・)は解析できないのでは無いでしょうか? 物理学者か?数学学者?が解析するまでも無く 動きに関しての生のコメントは取れず もし仮に解析できても 球を打つのは人間ですから これではあまり意味がありません。
 04年10月18日 
No171の「たった3点のパーツが どうなった? シリーズ6」では いい加減で無茶な計算をして茶を濁しております が、これに“シャフトが曲がっているか 曲がっていない真っ直ぐか?”などと 皆さんが普通考えられない ゴルファーの常識に 普通では無いような想定外のゴルフクラブのシャフトが真っ直ぐではなく、曲がっている場合」という高いハードルが 真っ直ぐ飛んで曲がらない良いクラブを手にする時、実は存在するのです
 
こうなれば 実験しかありません マシーンテストでは出来得ない 生の声を集めようと思います 例えロボットでフィールドテストをしても機械(ロボットマシーン)はモノを言いません 機械を操作するのは人間です ショットの度に数値を合わせ 狙った的に飛ぶ、飛ばない、は すべて結果ですから あまり意味が無いと考えます 曲がったシャフトで打った時、振った時のイレギュラーさ、感覚を その場で直に生の声で聞いてみる。
 今のところ予定は 用意する番手を すべて#6アイアンで 同じグリップ、同じ長さ、同じバランス、当然ギャレーヂ製アングル測定器で 同じロフト、ライアングルに アングルを同一にセットし 同じメーカー、銘柄で 同じ硬さ表記の“スティールシャフト”で作ります ただ残念ながら「シャフトスパイン」は合わせられません 曲がった(撓った)シャフトはセンターフレックス計に掛ける場合 凸方向から直線状態に戻る場合、必ず弱く 凹方向が直線状に戻る場合、必ず強い数値が出ます 

「シャフトは 真っ直ぐな物でなければ スパイン自体、測定は出来ません
今手元には“生憎か偶然か 4本 曲がっている物”があります これを上記の画一な4方向にあえて装着し“機械みたいに打つ人間”が如何感じ、如何飛ぶか? そうです 五感、体感は 生身の人間でなければ味わった結果、言葉としては返ってきません 過去に経験した 曲がっているシャフトでは思ったように真っ直ぐ飛ばない筈で チューンナップ時 交換を余儀なくした理由が 交換後の真っ直ぐなシャフトと きっと何か違いが出ても不思議ではない筈の検証です けっして、どれが如何曲がっているか?という判定、判別よりも 4本振って如何違いを感じ、結果が出るか・・・? 楽しみです

 プレ実地検証をやっている内容のコメントがあります  ゴルフピット渡邊 寛氏のブログ 1月26日、2月
  12日分です 参考にどうぞ