2月17日(火)

NO,227一般的なクラブフィッティング に対しての考え)

 

 さまざまな場所、店で“クラブフィッティング”を受け クラブを作られた方が「打てない、使えない悩み」と共に 当店へ来られます その殆どの方は「クラブフィッティング」と云うものは クラブの長さ、ライやロフトアングル、スウィングバランスなど 主な内容として「自身に“合ったサイズ”を探り決める事」が“フィッティングの大切さだ”と 思ってらっしゃるのが現実で クラブが出来上がったが、どうしても そのまま使える代物でない内容「この大半はシャフトの重さに係わる事です」 そういった当たり前の経緯で購入された結果 当店に持ち込まれて“クラブ悩みの相談室、駆け込み寺”の対象となります
“クラブフィッティング”のプロセスを聞いていると 先ず「気をつけ!」した状態の背丈を測り、手の位置(ナックル部分やリスト部分)を測り、持ち球の傾向や 理想とする球筋を伝え 挙句は体重や握力、背筋力まで測って チャート表に照らし合わせる、又はパソコンソフトに数値を打ち込むと「貴方のクラブサイズはコレです コレしかありません!」的な答えが出ます 別段、ボールに対しセットアップ後の「アドレス姿勢」を見るわけではなく 何方もが一般的な 綺麗なアドレス姿勢を採っている状況を予測して 実際、ゴルフの球を打たないで クラブのサイズ、クラブ長・ライ角度 中には勝手にロフト角や スウィングバランスまでが画面で教えてくれるのです 
 
当店 店主の経験では サイズ(クラブ長)は通常、平均の場合から比べ 特別長いクラブや短いクラブが必要な事が殆ど無く よほど筋力が無い場合(ジュニア、レディース層)やや短めのクラブ、かなり大柄な方(ライ角度で殆どが対処できると思うが)が やや長めのクラブを必要とする考えに終始する、と考えます 
よく#5アイアンのライ角度を基準に表記され“貴方のライ角度は何度・・・”とやら “僕は何度の#5アイアンが・・・”と 案内されたとおり、また自身で 決め付けてらっしゃいますが 実は #5アイアンの長さが明記 意識されないままでは不都合があります 実寸38.0インチであれば 又、37.5インチであれば 0.5度や1.0度の違いがあっても 使用時点の#5アイアンの実寸と照らし合わせないのでは ライ角度は、と決めるべきではない と、普通は考えるのですが・・・ 本来、長さが何インチあるクラブ、である筈の“ライ角度は何度”と検討して決めるのが順番ではないかと考えていますが それが順番として本来ではないでしょうか?
 
又、ライ角度を最初から決めないで シャフトがアンダースペック気味か オーバースペック気味か? シャフトがトゥダウンする一連のスウィング中 どれ位の動き、挙動スパンを予測するかによって 仕上げるアングル数値は 決して前もって決めるものではなく 装着されるシャフトの相性、内容で それはセンターフレックスが弱い 振動数が低い軟らかいシャフトか、センターフレックスが強い 振動数が多く 硬いシャフトか?で、ライ角度が0.5度程度の許容は有っても可笑しくないと考えます 
 “クラブフィッティング”は実際、次のステップに移り「鳥かご状の室内ネット」で 試打をするのですが 前回の日報ノート(
No226の後半部分)に記した内容どおり 打球する前に ストレッチもせず、手袋は普段と違うツルツルで滑る借り物の合わない物をはめ 靴は革靴そのまま、今使っているクラブ(シャフト)と同じ物を 先ず数球でも打つ訳でなく フィッターの思うまま(マニュアルどおり?)手渡された試打クラブを打ち始めます フィッターは手渡せば 直ぐ機材の画面を覗き 操作に係わり 球のシュミレーションされる弾道、スピン量、ボールスピードを見たままで 貴方のスウィングをあまり凝視せず 次々と提供する数本、数種類打って シャフトを選定する時間は モノの10分程で終わってしまうのです 
 
当店の言い分を心得ている“ある方の話”では 何かの機会に 冗談半分で「ドライバーを選びたいが・・・」と、言った瞬間 打球開始までのプロセスは上記どおりで 最初に渡されたクラブが“ドライバー”その時 流石に 貸し出したフィッター(係員?)に
「せめてウオームアップさせてよ!」と伝え その場でストレッチ、ネットの傍らにある試打アイアンから 徐々に打球し ウオームアップしたらしいのですが その間フィッター(係員?)は怪訝そうな顔、シラケタ時間 空気が流れて 本来のウッドクラブで試打が始まった頃は 駆け足状態で気忙しく“時間的に急いていた仕草”との事でした
 
前回の記事であったように 私が思うところ 結論は、試打できるシャフトのマーク数が少ない! 国内大手のメーカーが“サイズだけ” 曲りなりに「クラブフィッティング」したと言っても 別注対応するシャフト銘柄は 果たして貴方のクラブ(シャフト)選びには 相応数の数 足りているのか? が、ポイントです 
結果、今時のゴルフクラブに採用されるシャフトはカタログラインの内、日本シャフトの950GHか、ツルテンパー社ダイナミックゴールド、定番化された2つのうち どちらかが“シャフト”で 他にたくさん存在するメーカーの「タイプ違い」「重さ」や「硬さ」など 中味、味が違うシャフトを選ぶ事は 現実にできません その内容・中味、“日本シャフト”では950タイプオンリーで 他に商品ラインナップされた750、850、1050、1150GHタイプは フィッター自身の頭に無く“ツルテンパー社”では ダイナミックゴールドより軽いタイプ(ダイナライトゴールド、GS95・・・他、随分と多数ある)は皆無で その存在すら 多数に亘り銘柄がある事を知らずに 結局どちらか 日本シャフトの950GHか、ツルテンパー社ダイナミックゴールドを 二者択一的に選定するのです 例えば950GHでは軽い分 シュミレーションすると距離が出るでしょうが 軟らかく サイドスピン量の多さから方向性に難があり ダイナミックゴールドは重いので 距離は画面上、数値が多く出ません また、そのプレーヤーに重いのが過ぎると タイミングを逸し スウィングが違ってきます 120g強か90g強か どちらかの選択肢しかない それでも画面上の数値では“距離の出るシャフト”をフィッターが画面で選び勧めるのがマニュアルです 決してプレーヤーの持ち合わせる 将来を見据えた「技量面、筋力面、ゴルフに賭ける物理的なファクター(練習量やティーチング受講量)・・・」は殆ど加味されません 反面プレーヤーは“楽に距離が出る”このキャッチコピーで心踊らせフィッティング完了 イザ!コースへ と、向かうのです 
結果は散々、少しラフが深い場合や、アゲインストで球を抑えようと思っても シャフトが軟らかくスピン量は 上手くコントロールできずに しっかり球を掴まえて打てません それどころか 気を抜いたような 弱々しい打ち方でなければ 本来の距離、方向性が採れません こう云う場合のすべては サイズ合わせであって シャフトのチョイスは 全くされていないのです スウィング中、ヘッドがボールに当たるまでは シャフトの動き、タイミングが 上手くスウィングに同調する それは重さが合っていて 硬さが、捩れが、センターフレックスが・・・スパインが合っている コレが始めて スウィング中(球を打つ動作)にシャフトが シャフトとしての役割を成しているか 否か?と考えます
なぜ クラブのサイズ合わせが出来て シャフトの銘柄選びが出来ないか? 折角の“クラブフィッティング”を受けた方が「打てない、使えない悩み」を訴えて来られるのは 手抜きの一言 それが何故かと言えば 
フィッターと呼ばれる人の知識、工場のシャフト銘柄在庫、生産対応が出来ないから が全てです

この続きは次回です