10月14日(日)

 NO,033(ロフト、ライアングル調整について そのE

 


 アイアンで球が左方向に飛び出す怖さは ライ角度を随分フラットにしないとその番手だけ又は、そのセットの内数本が使えない程で この様な場合、一般的にライ角度をフラットにするのは常識で、アイアンにおいてはシビアに求められる非常に多いチューンナップのひとつです。
 「打ちに行くとつかまり過ぎ飛びすぎる。いい球は右方向に出ず大抵は引っ掛かり気味」 
 この時クラブが、「引っ掛かる フェースがカブッている 抜けが悪い」と抽象的に表現をされるプレーヤーが中に多くいらっしゃいます。打開策だったのかして随分昔は金床(カナトコ)の上にヘッドを伏せてヒールをバックフェース側からハンマーでガンガン叩いては“フェースを開いて”ロフトやライをあわせ直して使っていたプロが多くいました。今でこそ超一流と呼ばれるプロゴルファーだけを対象にヘッドの製造行程中、“鍛造で叩いて、研磨職人がケズッて”そういう流れの中で彼らの意見や主観、感性を採り入れて また顔形状を整え仕上げる為 プロ自ら工場に足を運んだり、メーカーのプロ担当者が工場に通い詰めたりとヘッド造りのサービスが盛んになっています。
 当店ではアイアンを組み上げたり、アングルを調整する時ロフト、ライの二元方向と“フェースの向きに該当する三っつ目の元方向”を考えてアングルの調整しています。当然新品のヘッドは製造行程中のようにハンマーでガンガン叩けませんから その当時より(
178年以前)使っているプレス機状のマシンでフェースを開いてロフトやライを整えるのです 20年程も昔、当時は鍛造の技術も今ほど進んではおらず全ての番手のフェースを開いてからでないとロフト、ライを合わせられないほどフェースが“カブッていたり”していて、そのままでは左に飛んでしまい使えませんでした。
今は昔程バラつきや“カブリ”は無いのですが一本、二本イレギュラーな番手を直したり ウエッジのコントロール性を高めたりとそれなりに用途は多方面です。当店で用意したクラブを使ったプレーヤーは往々に“引っ掛からない”のは何で?と聞かれます。“べたフラか?”という訳でもないしフェード打ちの方はコントロール性の高いフェード球、ドロー打ちの方は怖くないドロー球が打てる ウエッジで打った球が止まリ易い、と好評です。一体それはどうしてか?ここまで読んだ方が恐らく「エッー」と疑問に感じ、「ホント?」とお考えでしょう。
 当店で三元方向ともチューンした後、実際球は引っ掛って左に飛ばないのにライ角度は以前と変わらない事もあり得るのです。それくらい影響するフェースの向く元方向をチューンする作業内容が、世間では何故おろそかにされるのかは“説明がつかない事由”であるからだと思います。この説明をじっくり次の機会に致します。