11月8日(木)

 NO,036 (グラファイトシャフト開発コンセプト その1)

 

 世間では「最高級カーボンシャフト」「ハイカーボンシャフト」「最軽量低トルクシャフト」等、ゴルフ業界をウワベで賑わす訳の分からないキャッチコピーが氾濫しています。
ゴルフをする人なら誰でも“遠くへ正確にボールを飛ばす事”が夢だと言われます 当店ではシャフトの重要性を考え、フルオーダー、リシャフトの為オリジナルグラファイトシャフトを開発致しております。シャフト製作発注先を全世界の炭素繊維生産量シェア60
%を誇る“東レ・TORAY”にお願いしグラファイトシート生産メーカーでのノウハウ、原糸の特性、重要性を充分吟味し レディース〜アベレージ、ハードヒッター〜プロ用とタイプ、フレックス別に多数用意しております。
従来弾性率は高弾性ほど歪み率が少なく バイアス層に使われると高弾性になるほど同量の使用に対しシャフトが低トルクになります。また同トルクなら高弾性ほど使用量が少なく済み軽量化できる訳です 弾性が高く歪みにくいという事は引っ張り(張弾性)にも強くストレート層に使用されるとフレックスが硬くなり 同じフレックスであれば高弾性ほど使用量を少なくでき これも軽量化につながります。このバイアス層とストレート層の組み合わせがトルクとフレックスの相関性となり またこれと同様に使用される原糸の良品度、すなわち高強度・高弾性などとシャフトのキャッチコピーに良く使われる事となるのです。当店では“東レ・TORAY”の原糸生産のノウハウと提携し オリジナルグラファイトシャフトでは上記の良い糸(高強度・高張度・高弾性繊維)を如何にシートワインディングし 実際原材料の品質、質量を試作段階より研究を重ねて今回の製作に結びつけています。もちろん繊維の強度差は価格に現れますが 実は訳の分からないシャフトに使用されている原糸は安価な糸を樹脂で固めて最後の仕上げで見事にカラーリングされては高価そうなシャフトネームや使われていない糸番手を印刷して市場に出廻ります。十数年前にゴールド色のシャフトが流行っていた事は皆さんも記憶に有ると思います 元々カーボン繊維は黒です。ドボ漬けやスプレーで何色にでも化け原材料の糸番手も言いたい放題で付けているのが実状です。
 安価でも一時的に良いシャフトだと感じるプレーヤーは打球する機会が多くなるほどシャフト自体を構成するカーボングラファイトシートの品質が低い為、接着剤代わりになる樹脂が劣化するとシャフトに思わぬ折損、割損また飛距離ダウン、球の散らばりが突然生じるのです。細い鉄筋を水気の多いコンクリートで固めてある柱では将来にわたり頑丈な建物は構築され続けません。