7月12日(金)

NO,249(ギャレーヂで品揃えするパーツヘッドの限界と限定-3

 


 御客様からクラブの製作にあたりアイアンヘッドの品質や出来映えで、またウッドヘッドの購入選定時に 曲らず飛距離の出るメーカー等を直に聞かれる事がよくあります

しかも大まかな内容で「何処のアイアンヘッドが良いですか?」
「何処のウッドヘッドが良く飛びますか?」などと聞かれる場合が多いのですが
先ず当店で店主自らの目利きで仕入れ 常時棚に置きプロパー展開しているアイアンヘッドの条件は

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ロフト、ソールインバーション、フェースプログレッションの相関が番手を追って正確に研磨され セットアップ時ネックとフェースヒール側の付け根左端面が流れの中で仕上がっている鍛造品(一部の鋳造品)

A

仕入れたいヘッドの重さが指定の中で自由に選べ 待てば生産が対応可能な事

B

時間的な制約はある程度あっても後々1個から発注でき生産が可能で入荷する事

C

上質の鍍金が均一に施されていている事

などを、優先的に考えて仕入先を選定しています

 
メーカー品が週刊誌等に広告宣伝する場合 アイアンクラブはアイアンヘッドのバックフェースを見せてカッコ良さや おおよその大きさ、形状は一番手だけ写し 盛んに「よく飛ぶ」「ピンをデッドに狙える」「よく止まる」と囃し立てます しかし全番手は見られませんから あくまで広告の域です が、量販店などの店頭に並べてある 量産された大手メーカーのセットアイアンでも バックフェースや おおよその大きさ、形状は全番手見れますが 見る側の“玄人に近い素人の方”でも ロフト間のピッチ、ソールインバーションの推移、フェースプログレッションとの3項目に纏わる相関が 番手を追って正確に研摩され ネックの左端面が流れの中で仕上がっているかどうかはまず分かりません
まして、ヘッドの重量管理が上手く出来ているかどうか ネック内にカタログスペックに合わせる為のアジャスト用鉛や真鍮釘の混入具合までは透視できず(量産品は殆ど入れられているが)買ってから先々 ショットしたクラブが手から滑って池に1本だけ#8アイアンを買うはめになったり 鍍金で変わる打感も、見た目の綺麗さで“素人みたいな玄人販売の お仕着せのセールストークを信用してしまうしか方法は無いのです 
シャフトの大事さ、グリップの大事さ、組み立て技法の大事さは今回割愛するとして アイアンヘッドを製造するOEM先工場の技術レベルは 余程でない限り横並びでしょうし 勝手な組織のR&Aとやらはヘッド形状についても 細かいルールで規制、締め付け おおよそトップシェイプ、フロントビューの形状に大きな違いはありません バックフェースに付けられたブランドや型番を見ないと何処のメーカー、モデルか分からない消費者は 単にブランドイメージや見た目、店員の進めるアイアンセットを購入するのでしょう しかし、装着されているシャフト銘柄は ダイナミックゴールドかNS950GHが殆どですから 何処のメーカー品であっても 今年のモデルも 去年のモデルも 年々ロフトが起きるばかりで何ら変わり映えはしません
 
アイアンヘッドを製造する工場は 当然パーツ販売目的のヘッドも扱います また、パーツ専門ブランド仕立てで作っている場合もありますが 所詮OEM先であって黒衣ですから良いヘッドを作ろうにも十分なコストが掛けられず 製作時間も無く、生産数を迫られるのですから 品質、特に重量の管理、不具合さに無理が生じます
当店はアイアン製作受注時、選んで頂くアイアンは セットすべての番手を見て頂く為に 常時
20セット前後フル番手をストックしています ウエッジはP/S、S/W合わせて70個前後ストックしています すべての番手を直に見て頂き 気に入って貰えるヘッド、すなわち組み立て後の各スペックに自信がある品揃えの証です 

ウッドヘッド、ハイブリッドヘッドの場合は アイアンと一部同様で

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リアルロフト、ソールインバーション、フェースプログレッション、フェースアングルの相関が番手を追って正確に仕上がっているシリーズ展開で 単体でも入手可能なヘッド

A

番手を追って正確に仕上がっているシリーズでありながら、個体差も多少以上あり その顔形状やリアルロフトを自由に選べるヘッド

B

ヘッドの中にパンセルやウレタンが最初から入っておらず シャフトインサーションの底やウエイトアジャスト用のねじ穴からグルーを充填できる事

C

上質な焼付け塗装がされていて 耐衝撃性の高いヘッド

などを、優先的に考えて仕入先を選定しています
メーカー品が週刊誌等に広告宣伝する場合 ウッドヘッドではトップシェイプ、フロントビュー、ソール側から見せてカッコ良さや おおよその大きさ、ソール形状だけ写し 盛んに「よく飛ぶ」「曲らない」と囃し立てます しかし全番手、ドライバー以外や FWヘッドのすべては見られませんから あくまで広告の域です が、量販店などの店頭に並べてある 量産された大手メーカーのウッドでも ヘッド自体の体積や おおよその向き、ロフト、大きさ、形状は全番手見れますが 見る側の“玄人に近い素人の方”でも正確なリアルロフトや ソールインバーションの推移、フェースプログレッション、フェースアングルの 3項目に纏わる相関が番手間を追って正確に仕上がっているかどうかの鍛造品であれ 鋳造品であれ 細かい数値や完成度はまず分かりません
また、ヘッドの重量管理が上手く出来ているかどうか 空洞のヘッドでありながらネックにカタログスペックに合わせる為のアジャスト用鉛や真鍮釘の混入具合までは透視できず(量産品は殆ど入れられているが)“素人みたいな玄人販売員”のお仕着せのセールストークを信用してしまうしか やはり方法は無いのです 
ウッドヘッドを製造するOEM先の技術レベルは 余程でない限り これも横並びでしょうから ソールを見ないと何処のメーカー、モデルか分からない消費者は 単にブランドイメージや見た目、店員の進めるウッドクラブセットを購入するのでしょうが 正確に揃って仕上がっているかどうかは 鍛造品であれ 鋳造品であれ 細かい数値や完成度は セットとして成り立つ数値内容か どうかまず分かりません
 ウッドヘッドを製造する工場は アイアン同様で当然パーツ販売目的のヘッドも扱います また、パーツ専門に作る場合もありますが 所詮OEM先であって黒衣ですから良いヘッドを作ろうにも十分なコストが掛けられず 製作時間も無く、生産数を迫られるのですから 品質(特に重量の管理とリアルロフト、フェースアングル)には無理が生じます これらゴルフクラブに係わる製造工場の事情はなんら代わり映えしません 

しかし一つのパーツヘッド販売メーカーも 一つの工場にウッド、アイアンともに製造を託している事は少なくコストや納期面で折り合いの付く工場、それは製造工場が集中するアジア圏の中国、韓国、台湾、タイランドであり 少なくなったとは言え日本の工場でも製法や形状、材質で得手、不得手な商材が発生してきます

そうなると 当店取り扱い陳列棚の中にも アイアンンヘッドはお奨め出来るメーカーでも 同社のウッドヘッドは置いていないとか ウッドヘッドは置いていてもアイアンヘッドは置いていないメーカー しかしウエッジだけは置いてあるメーカーだったり ドライバーは置かずにフェアウエイウッドだけ、ハイブリッドヘッドとフェアウエイウッドだけを置いてあるメーカーも混在しています

 春のシーズンに先掛け新製品が沢山出ました ようやく新製品ラッシュが落ち着いてきた最近になっても 未だに次々と新製品が発表されパンフレットが届きます

「如何ですか よく売れています」と案内があり セールストークをひとしきり聞いた後 逆に此方の仕入れに当たって 上記の考えを伝え、その為には 

「正確に測定でき 固体差を持つヘッドの品質管理が出来る“測定器”は何処の何を使っているのか?」 を聞く事となります 

仕入れの条件は 少なくとも 注文した内容どおりのヘッド それはそれぞれ固体が正確に品質管理されている商材を扱うメーカーでしかないのが本来のまともな条件だと考え 導入条件として商売の話しに進むのです

一度導入すると 当然何か過去から扱っている何か一つのモデルが棚から抹消、削除されます この内容については

 No235 ギャレーヂで品揃えするパーツヘッドの 限界と限定
 No236 ギャレーヂで品揃えするパーツヘッドの 限界と限定-2

を参照ください

当店に電話で 「○△社のアイアンヘッドの扱いは有りますか?」「△×社のウッドは良く飛ぶと聞いたのですが・・・」「×○社のウエッジはボールが止まると雑誌に書いてましたが・・・」等と問い合わせが多くあります お答えする場合「その社の商材は扱っていません」と答えると「取り扱い先のリンクしてますよね」と偶に聞き返されます お馴染み先の方であれば「あ、そうですか」で終わるのですが 単に評判や雑誌の紙面で仕入れた情報を聞いて来られているようです 
「何故、その社の(アイアン、ウエッジ、ドライバー、フェアウエイウッド、ハイブリッド)を扱わないか・・・?
それは取り扱い先のリンクはしていても自信が無くお奨めできない(アイアン、ウエッジ、ドライバー、フェアウエイウッド、ハイブリッド)だから」だとはっきりお答えしています
ただし取り扱い先のリンクバナーを貼っていない各社でも 仕入れ可能な各社 注文を受けても「お止めになるのが良い」各社など・・・・ゆっくり御案内したいのですが 電話で長々と伝える事も出来ません

この内容については

 
No243 当店で扱うブランド、メーカーの種分けポイント

電話での問い合わせには今後、詳しくお答えする事は極力避けます それは高飛車だと勝手に判断され 不本意に取られ 誤解を招く事も過去に経験済みだからです
当店取り扱い各社の中でも様々な住み分けがあるのを分かって頂ければ来場され すべてを聞いて頂く事が賢明です