11月3日(土)

NO,245インストラクターに求める資質と 最近の酷い話

 


 当店に所属する様々な流派、パーソナリティーを持ったンストラクターが 現在3名在籍しています 彼等には「無名で、ちっちゃくても ギャレーヂの看板を貸すのだから上達が間違い無い、各々のプレーヤーに合うしっかりしたインストラクションと 普段からも常識ある行動を願いたい」と、言って所属を許可し インストラクション部門で頑張って貰っています 
当店で先ずはクラブの悩みが解消し 残りはスウィング、打ち方編と 気分一新、吹っ切れた御客様の要望にも ゴルフも実践のパートでお応えするサービスです
私が所属契約する為の必須条件は「不言実行、お互いの能力を信頼しタイアップする」これが約束です
普段、自らのレッスン場所で顧客に人気を得て ゴルフインストラクターを生業としていますが 彼等、ギャレーヂ所属インストラクター達は ゴルフというスポーツに上達を望まれる すべての生徒さんには 先ず、上手くなって頂けるだけのハード(ゴルフクラブ)を 最初に持ち合わせていただかなければ 折角、自らの個性溢れる素晴らしいインストラクションを頑張っても 良い成果が現れない事を知っています クラブの大切さ、重要性を 我々専門家ほど、とは言えなくても 充分相応に理解して上達の為に用いる知識としているのです それは自らがインストラクションして その通り何故上手く打てないか?「そのクラブでは上手く打てませんよ」と云う考えが脳裏にある以上 先ずは当店に 使用中のクラブの診断、情報の提供を依頼してきます 
生徒側の「インストラクションさえ真面目に受ければ上手くなる」 と言うような片方だけの間違った見解を改めて頂き「そのクラブだったら上手く打てる筈」のクラブで インストラクションを素直に従い 受け続けて頂ければ 上手く打って貰えるのは道理です 反対に何らかの合わない間違ったクラブを使い続ける事で 練習成果は上手く出ず 先生側は「何で言ったとおりスウィングして貰えないの?出来ないの?」 生徒側は「何で言われたとおり出来ないの?」と 相互間、結果が思わしくない状況では “生徒⇔先生=辛い思いで成果が出ない” という構図ですが それが合わない、“ろくでもないクラブの所為” であれば 誠に勿体無い残念な事でしょう 工房で正しくフィッティングされ、製造されたクラブを供給さえ出来れば 先生が教えると 生徒打ち易く成果が良い⇔先生評価が上がり教え易い⇔依頼されたクラブ製造者の製造技術評価が上がる、すなわち生徒の幸せ以外にも 先生、製造業者で WIN、WIN、WIN
 の3者が幸せになる構図が出来るのです 
とは言っても彼等、所属のインストラクターは 最初から生徒さんに何が何でも クラブを売りつける事が 常套化しているのではありません インストラクションした結果、彼等のスウィング論、知識で幾ら考えても「それは無いだろう、何でそんな球が、コレはクラブの所為?でしょう?」と感じた場合に限られるのです 少なくても世間には そう可笑しなクラブが蔓延している筈ではありませんから と思ってゴルフ業界を考えていましたが ところが、しかし・・・・ 

 先日、「以前から当店のWEBは見ていましたが一度アイアンセットを見て欲しい」と 男性の方がいよいよ当店を訪ねて来られました その時のお話しですが 前後の迷惑を考えると一切個人名を伏せて記します 

 Aさん(当店に来られたお客さん)
 Bプロ(Aさんを教えている先生)
 Cさん(Bプロの要請でクラブを作った人)

以上の3人が登場する 新聞記事になるような詐欺事件まがいの内容です

 以前からAさんは Bプロにゴルフスウィングのコーチングを受けていました ある時Aさんは Bプロにアイアンセット(クラブセット一式)のオーダーを依頼したのか、勧められたのか・・・? Bプロが“恐らく”Cさんに発注しただろう?と 云う結果、出来上がったクラブが今回のアイアンセットです(実はウッドやパターも同様の製造者であった) ところが使っていて「どうもアイアンが可笑しい」とお感じになり 悩まれた挙句当店に持ち込まれたようです
 Aさんが一度目の来場時、アイアンセットの測定、診断希望と云う事で 預かったのはアイアン9本 #
4〜S/W、ウッドは#1、Fw#3、#5、ユーティリティーとパターの14本でした 「測定診断情報提供料」 はアイアンセットの分(¥10,500)しか頂くつもりは最初から有りませんでしたが 私自身、出来れば後学の為に バッグ内のすべて、14本を測定する予定でした ウッドとの関連性が上手くいく、いかない場合や 如何コンビネーションするか、しないかは スウィング中のリズムやタイミングに大きく影響するので バッグごとそのまま預かり すべてのクラブを点検、吟味しました 
当店で測定するには 定規に当てる、秤に載せるだけでなく バランス合わせだけの為、辻褄合わせで入れられたシャフト先端内の異物や シャフトの直線性、ステップの位置関係、番手間の整合性 スパインアライメントの出来、不出来 グリップの向き、延ばし具合や クラブの長さ・重さ・硬さ等からトータルのバランス、コンビネーションが出来ているか 如何かを入念に点検、吟味し 次回の来場時にポイントを追って問診し、 思うままに必要な作業内容を紹介してからスタートします  
測定結果は一刀両断、その内容は「まったくのデタラメな内容」でしかなく とても玄人(恐らくCさんは?)として 製作費用を頂戴できる出来映えの物ではありません と、先ずお伝えするべき結果でしたが それまでに「すべて本当の事を申し上げて良いか 少々はオブラートに包むようにお伝えすべきか?」を探りました が、御本人は潔く「すべてを聞きたい」という御申し出により 下記の内容を包み隠さず お話しして 又、Aさんから このクラブ製作について経緯、情報を聞かせて頂きました
提供した測定情報の大まかな内容ですが アイアンのロフトは規則性、ピッチなど無く すべてクラブのライ角度は 大きなシャフト挿入孔内部とシャフトにシコタマ接着剤を塗ってから 壁に立て掛け置いて乾燥させた悪行で 見ただけで判明するアップライト方向に振れています 当然、真円形状に近いフェルールの全周はアップライトに、ロフトは減少方向にはみ出てずれていて 手触りだけでも面を合わせた仕事で無く 付けたまま磨かれていません また当時、Aさんは「少しフラットに仕上げて下さい」と伝え 発注されたようですが けっして全体的にもフラットな数値でもなく 一部の番手によってはアップライト気味で 結果的に番手間のピッチはバラバラです 接着後に 例え“いい加減な測定器” で測っても ここまで数字が可笑しく並ぶ事は無いでしょう クラブの発注時、係わったBプロが クラブの専門でなくても「ティーチャーとしての立場」で分かる筈ですが どうした経緯でこうなってしまったのか・・・?
また、AさんがBプロに希望された
110g強のシャフトではなく100g強の重量帯シャフトで しかもフレックスは S を希望されたにも拘らず現物は R が装着されています ところがBプロから届いた時「コレは S ですよ」とかねがね聞かされていた為に信じて疑わず 今日まで使っていたとか・・・ 当然、シャフトはファーストステップディメンション(先端から第1ステップまでの位置関係)でフレックスが見た目だけで分かりますが またシールが貼っていなくても 振動数がレギュラーフレックスどおりです 固体差を考えても当店の試打アイアンセットの数値と殆ど変わらず推移していますからグリップを剥いて確認する必要もありません
しかもAさん御本人が「何故か#4アイアンは打ち辛い」と御申し出になり その訳が#
4のスウィングバランスが1本だけ極端に軽く、またネック長が1本だけ長く、その為にシャフトの硬さ(振動数)が合わず また、P/WとA/Wのピッチだけが極端に開いて アプローチに難(飛び過ぎ)が有った・・・と、イレギュラーな数値によって影響する スウィング中の結果を その通り表現されるのですから けっして使い込む時間が少ない訳でもなく これ以上は「腕の所為か?クラブの所為か?何でこんなに打ち難い?」と、迷われた結果 当店に来られた様子です 御自身は「上手くないから、分からないけど、腕も無いのに・・・」と盛んに仰います しかし 当店にご来場頂けたのですから 上達に係わるゴルフ すべての悩み、迷いが クラブの所為である事実を知って頂いてこそ値打ちがあっても 信頼するべき人(ティーチャー)、物(ゴルフクラブ)を見間違っていては せっかく費やす時間、費用が練習をいくらしても ゴルフには反映されません その事をお分かり頂きたいので 上記の診断内容、クラブが本来求められる必要な解説を聞いて頂きました
 最近の“玄人まがいの素人” が作っても もう少しどころか“素人まがいの玄人” か、ハタマタCさんが実際は存在せず Bプロの小遣い稼ぎの片手間に くっ付けただけの「プラモデル、おもちゃ」かも知れず きっと御本人は憤慨されている心中を察すると 此方から それ以上放つ言葉がありませんでした が、御本人は
「いい勉強をしました」と唯一、健気に言って頂けた一言が 私の気持ちが少しは楽になった瞬間でした