2月12日(木)

NO,253   今年のフェアに、フェア以後も楽しみな事

 


 
先日、当方へ来場頂いた 当店所属のインストラクターに師事頂くお客様のクラブが 別注品にもかかわらず ずいぶん可笑しな状況を発見した 事実怖い内容のお話です
その方、Aさんは 当初シャフト交換が必要か?と インストラクターの紹介で来場されました
試打アイアン 8本をじっくり吟味され 答は何の問題なく お使いのダイナミックゴールド
S-200が打っていただけ 交換の必要はなし と結論付けました
そこで、作り、構造の問題や シャフトの精度、品質にかかわる問題を払拭する為 “チューンナップ”とは名ばかりの 一度ばらして組み直す リアッセンブルの作業依頼を頂戴しました
そこで発見、ライ角度が一般的な数値より 
2.0度から2.5度 フラットで仕上がっています
数値管理するのは 何も作業後ではなく お使いだった状況と 内容の比較検討、吟味の対象となりますので ばらす前に各項目の測定をした結果です 
まして、スウィングバランスが D
2.0で#4から ウエッジまでピッタリ合っています 
これだけの情報で 今までAさんが 散々苦労されていた症状、スウィング中の欠点が インストラクターの話を聞くまでも無く あからさまにクラブを見て 数値測定しただけで想像され 判断できます
もともと、個人で楽しんでらっしゃった御様子でしたが 今般、インストラクションを受けて 再度スウィングの見直しと 更なる上達を願っての受講だそうです そりゃそうでしょう 新調したクラブで 上手くなれないなら打ち方を教わるのが然りです
インストラクターも分かっていたようですが 極め付きは球が気持ち良く打てば 右しか行かず しかも力の無いヒョロヒョロ球で 無理にセットアップ方向に打とうとすると 無茶に手を返さないと飛ばず かえって飛び出し方向は良くても フック球で怖いので 以前は誤魔化し、ゴマカシ、ごまかして打っていたようです しかしあまりにも上手く出ているスウィングバランスも ネックには鉛パウダーがギッシリ詰まっていて フェース面のパーカッション部分は かなりヒール側に高く位置されています 当然そうなればフラット過ぎるライ角度では芯に当たらず 弱々しい球が右にしか行きません 
そこでシャフトのフィッティングとは言い訳の一つで クラブの問題点を解決したくもあり クラブの所為ばかりにして シャフト交換や チューンナップを押し売りまがいととられるのも問題で ギャレーヂの出番となった様相です
そういう困った事の一因に このクラブはフルオーダー、特注品で さんざん鳥篭ネットの中で試打をされ このメーカーか? その店のか? “公認クラブフィッター” がフィッティング、その後製作日数に約一ヶ月を要して出来上がってきたクラブだそうで プレイヤーにとっては厄介です
 当店には 最近メーカーや 一部店舗の公認クラブフィッターと呼ばれる人達にフィッティングを受け どうも調子が良くなく、以前の吊るしのクラブと変わらない・・・ 前のクラブの方が良かった・・・ なぜなぜ質問相談室状態でも有ります 一概に作り、構造や 品質の事ばかりでなく いろいろな面から なぜ良くないか・・・ を考えますが そもそも公認フィッターという称号や認定は どうやって与えられているのか? 根っから商業主義、商売上の資格であって 本来のゴルフクラブに対する造詣の深さ、スウィング論との兼ね合いや 熟知度をまったく無視して 短絡的に回転数や 飛び出し角、飛距離の出るクラブを薦め、売り上げとする手段に使われている現状を垣間見ることが多々あります
画面上、バックスピン量、飛び出し角、飛距離が良いクラブが 果たして良いのか・・・ ソールに貼った感熱紙の 擦れている部分だけでライ角を決めればどうなるか・・・ 一瞬の写真を見て ライ角度は何度が適正か分かるのか・・・ 尽きない問題はこれまでも数々論じてきました 

No250(クラブフィッティングの大きな落とし穴)

そう云うくだらない 相変わらずの現実問題を経験する昨今ですが 一昨年、昨年と この二年間、この業界には いろいろ過去の良くない慣習を刷新しようとする風が吹きました
一昨年
4月には 日本ゴルフ用品協会より 「ゴルフクラブのスペック測定方法について標準化」の取り決めを見直そうと アンケートが採られました 
協会誌の途中経過報告は去年7月にありましたが 経過はあまり知れ渡らないまま 10月にあった日本ゴルフジャーナリスト協会主催の タウンミーティングに参加し 用品協会側に事の進捗状況を聞きましたが 何ら進展が無いような受け応えでがっかりし 暮れになってやおらアウトラインが出来上がりつつある状況に対して 再度アンケート調査、その集計を採り 第三者を含めた公聴会が 
214日ゴルフフェア会場内で ゴルフクラブ「スペック測定法方」のガイドラインに関する意見交換会として行われます
急ぎ足で決める事ではないと思いますが 私が個人的に 
1995年駐英大使館での聞き取れた事柄に端を発し 様々なかたちで訴えてきたことが ようやく解決の方向へ向いてきた実感があります

No247(財団法人日本ゴルフ協会に宛てた過去の警鐘)

No248(日本ゴルフ用品協会からの案内 その後)以来、進捗状況や 水面下の動向も いろいろ公の情報として聞かせて頂けましたが 一朝一夕に解決は出来ないことは分かります しかし又、解決しなくてはここまで公に用品協会、ワーキンググループの方々が 煮詰めた案や題目を反故にも出来ません
ゆっくり時間を掛けてでも この業界が見捨てられない為 改めて日報ノートでボチボチ私の考えと 裏事情を うち出して行きたいと思います