8月9日(火)

NO,257   最近思う パーツ業界への一言、二言

 


 
先日、当店に馴染みのクライアントより A社(パーツ問屋)の製品で ドライバーヘッドのBモデルの評判は如何ですか?と 電話で引き合いがあり、私の見解次第では購入の希望があるとの事で問い合わせがありました。
この十数年、A社とは商取引が無く 当該ヘッドの広告は誌面で見ることがあっても 直に見る機会もなく そもそも営業マンすら来店しません。(
前回のNo
256 日報ノート状態そのもののようです) 
実はギャレーヂ一門店も そのパーツ問屋との取引、ヘッドは扱いが無く 品質や評判を聞いて返答することは適いませんでした。
とは言え、昔当店は取引があって そこそこヘッドの在庫や シャフトを品揃えしていた時期もあったパーツ問屋です。
  そこで旧知の営業マン A社のC氏に電話しました
「久し振りやね 最近出てる Bモデル評判は如何?」
「そりゃ良いですよ・・・」 
多くは語らずとも 急な電話で何か構えた答え方に
「ロフトはリアル
11.0度くらいで フェースアングルオープン0.5度から1度くらいの有る?」と、要望を打診しました。 すると彼は
「品揃えは 
9.5度と10.5度です」と 言い切るではないですか・・・
「それはカタログスペックでしょ 個体差でできるだけ そんなリアルロフトで、FPは・・・」と言いかけても
「ロフトは 
2種類の中で どちらかを選んでください 計測して出荷することはできません」
「いやいや、
9.5度と10.5度で その通り出来てる筈ないでしょ リアルが11.0度くらいで・・・」と続けても
「うちは
9.5度と10.5度ですから ほかのロフト、11度は出てませんし 選んでもらえません」と はっきり断言です。
  これが彼の言い分で A社の営業、販売方針のようですから まったく話になりません。
「じゃあ百歩譲って、Cさんよ 貴方との付き合いも長いんやから如何? 個人的に用意でけへんかな? リアルロフトやフェースアングルって 分かってるでしょ?」
「分かってますけど その対応は出来ません」で、電話は終えました

  当ギャレーヂの考えは 決して細かい数値、すべてが適うヘッドを ギャレーヂ製測定器を買って測ってくれとも、到着したヘッドがコンマ何度や コンマ数ミリ違っているから返品だとは考え、云いません
できるだけ そんなヘッドが届けばシャフト挿入孔軸線に振って、斜めから曲げて装着すれば クライアントにベストな状態のスペックに出来上るヘッドの到着をお願いしているのです。
個体すべてを何某かの器具で測定後に まったく無ければ無いと言われれば まだ諦めもつくのですが・・・

  この営業マン C氏の勤めるA社は 日本でも有数のパーツ問屋であり 全国の工房に数多くの口座、販路を持ち Bモデルのパーツヘッドも積極的に広告を打ち ブランドとして売り上げも相応あげている筈の知名度ある会社です。
その取引先の多くの工房は この営業マン程度の商材知識、管理方法、売り方を納得して取引し、仕入れをして そんなヘッドを顧客に商売するのですから これでは可笑しく 危険な状況です。

  店主側の一言、「飛びますよ 売れてますよ」は未だしも 何かアングル、スペックの問い合わせに
「ロフト
10.5度と表記されたヘッドは 何が何でもロフトは10.5度です」と 売るのは小売店として正しいのでしょうか?
当店では ソールに刻印された 「
10.5」 は製造日が 10月5日製 「95」 は9月5日製程度 と言い切るほど 本来のロフトとの整合性は無いことを消費者に説明し リアルロフト・オリジナルロフト・フェースアングル・フェースプログレッション を数値取りして スペック表に仕上げて進呈し 御買い上げ頂いています。
工房店主の商品知識や 組み方技法の思慮深さが 仕入れる先のパーツ問屋を選んで 客先にベストなクラブを提供する事がこの状況からは まったく望めません。

  当ギャレーヂは 過去に此方から電話で新規の取引を要望し 営業マンが来場された時、入荷後の固体管理をしているか、否か? しているとすれば何処の測定器か? していないのであれば 今後必要と考えるのか、不必要と判断するのか? 等々の質問事項が、どうもギャレーヂはうるさい、細かい、との悪評を作っているようです。
しかし発注するヘッドのロフトが何度のモノかが 到着するまで分からないようでは困るのです

日報ノート No256 を参照ください

  既存で当店が品揃えする 仕入れパーツ業者には 余程気合を入れて商品を持って来てもらわなくてはいけないとも すでに評判になっているようですが 反対に何でも仕入れてくれる すなわち売れてれば、人気があって品薄状態であれば、業者側で取引状況の優劣をコントロールされるならば 細かい事や そりゃ文句の一つも言わない小売店が取引先としては 問屋、メーカーとして商売はやり易く良い事でしょう。
  しかしそれは売れているからこそ考え、できる商売です。 この先売れない時期が来ると 頭をさげて売り先の確保にかかるでしょう その時は如何いう体制で管理するべき時かを考えていないのです。
良い商材を固体管理して品揃えし、小売店の細かいニーズにできるだけ応える体制、意気込みがあれば それらを求める本当は優秀で 将来に亘って販売力の有る有望な工房が 自然と取引を望む筈です。
今だけ数多く売ってくれる店の商品知識や製法技術が パーツ問屋側にとって 果たして将来に向け 商品の優秀性や 評判の良さを打ちだす基盤に成り得るか? 
評判、値打ちをかえって落とすような工房が パーツ問屋にとって 商売がやり易いと思われることでは パーツコンポーネント業界の先行き心配です。

  ヘッドを扱うパーツ問屋に 海外工場から入荷した時点で 有る程度数値スペックは記入されて来るものです しかしいろいろな種類の測定器で計測されていますから まったく整合性が無いといって過言ではありません。
まして シャフト挿入孔に軸線を真っ直ぐ装着しての話ですから 後は行きつけの工房で 完成クラブの数値スペック資料を請求した時に どこ何処製の測定器具で計測した結果なのか? 聞いてみるのも 消費者としては最もで 製造手法や工房の技術レベルの優劣を問う方法かも知れませんし 数値資料すら貰えない工房は A社のヘッド Bモデルを C君から買っているかも知れないので 気をつけてください。
決して安いものではないのですから・・・