3月24日(土)

  NO,003  (デンキ屋さんのゴルフクラブ)

 


先日当店に
「このクラブ なんか変で打てないんだけど・・・」
と言って来られた方がいます。
あるメーカーの#2アイアンです。もともとスティールシャフトが付いていて重たく振りずらいのでその方はスティールを抜いてカーボンシャフトに差し替えをしようと何軒かのショップや工房を訪ねて聞いてまわられたそうです。ところが答えはどこのお店も
「出来ません 無理です やめといたら」ばかり・・

ようやくある一軒のクラフトマンが 
「あっ出来ますよ」
と簡単に引き受けてくれ出来あがったのがその一本です。
ところが打っても打っても打感が悪いし 球は飛ばない 曲がる シャフトもぜんぜん撓りを感じない で当方に来られた様子。

 私どもの見解では もともとの純正カーボンシャフトと比べて持ち込まれたその重さ,その長さ、そのバランスからしてどうしても納得できないので一度ばらしてみようという事となりヘッドとシャフトを抜きました。なんとシャフトの内側空洞に大量の砂鉛がグリップの直前まで詰め込まれているではありませんか。まあそうでもしておかないとスウィングバランスがでませんから辻褄合わせでそうなってしまったんでしょう。くっ付けたクラフトマン?は「カーボンシャフトがついてりゃ バランスさえあってりゃ ボールだけ打てりゃ いいんじゃない?」テナ調子で付けたんでしょう。思わず 私は言いました。
「最近の家電製品をお店で買って 持って帰ってコンセントにつないで動かなけりゃすぐ電話の一本でもしてクレームをおっしゃるんじゃないですか?なんでおかしいと思ってうちの店に?」 興奮しながら ようやく重い口をひらき その方は
「最初っからおかしい 変だと思いながら随分練習してたんです。でも探してやっと一軒僕の要望をかなえてくれるショップは 他にマネの出来ない技術でやってくれた間違いのない素晴らしいお店だと勝手にとんでもない勘違いをしていた様ですネ」と。
 その方がそれ以後当店のお馴染み様になっていただけました事と,後でわかったのは商売が電器屋さんでしたので少しバツが悪かった事、日報ノートに記します。