5月15日(火)

NO,012 (バランス計がある為に)

 


スウィングウエイト計(バランス計)は約80年も昔、未だシャフトがヒッコリー製の頃より考え出された インチ(長さ)とオンス(重さ)の乗数から割り出される記号で やがてシャフトはスティールが全盛となりドライバーは43〜43.5インチの長さ 重さは100匁が普通だとされていた頃に有効なハカリだったと考えるべきでしょう。最近は重さが300グラムを超えず 長さは45、6〜7〜8インチと長尺化され しかも材質がカーボングラファイト製シャフトのドライバーとなると アイアンとの重量マッチングからは バランスの測定、均一自体があまり意味を成さないようになったと思われます。
 ところがメーカーはカタログのスペック表に仕上がりの予定?バランスを記している為にウッド、アイアン共にツジツマを合わせる為だけのアジャスト棒鉛、パウダー状の砂鉛、真鍮ロッド、タングステンチップなどを ネック(シャフトの先端内側、内部の空洞)にカタログに記してあるバランスになるまで 
外から 後から 買う人には分からないように入れて製作?しているのが実状です。 アメリカ製はその点ステンレス製が多いのと(使って重たければ削っても後々錆びない) 国民性の違い(ファジーな部分)で殆どアジャストもなしでバランス自体合わせていない作りが多い事はかえって合理的で正解のようです。
 ではなぜバランスがカタログどうりになっていないと良くないのか?それは前回NO、011で記したように昔はショップにバランス計しか無かったのです。バランス計がドデーンとあるだけでお店の信頼性が高くなり 未だゴルフクラブにサイエンスが持ち込めていなかった頃の昔話がゴルフというスポーツに根強く残っているせいかも知れません。 私などはゴルフを始める時に 「トラック三杯分のボールを打って上手くなれ!」とよく言われたものです。しかし今は一杯分で充分上手くなれるクラブを手に入れる事がスタートなのです。今時バランス計ひとつでベストフィットするクラブは作れません。 当店も決してバランスを合わせていない訳ではありません その合わせる手法 製法が問題なのです ネックのウエイトを抜けばヘッド本来が持つ設計どうりのポジションにパーカッションエリアがあるのです。でもバランスはバラバラで信頼は無くすかもしれません。次回は量産品にある宿命的な欠落部分を記します が別注品にもある 「素人にはわからない こんな物でしょ。」的 トッピングクラブも案内しようと思います