5月21日(月)

 NO,013 (バランス計がある為に その2)

 


クラブセットは少なくとも7〜8本以上が大きい番手(長いクラブ)、小さい番手(短いクラブ)に係わらずプレーヤーが同じ、リズム、タイミングでスウィングし易いように色々なファクターのなかで”スウィングバランス”を揃え 合わせて作っています。
今回はアイアンセットについてバランスをあわせる手法を記します。
大手メーカーでもアイアンヘッドを作る工場は鍛造、鋳造に限らず 自社工場は殆ど持っておらず製造は 外注先の工場にかなりの時間、コスト面を切迫し しかも高い品質を求めて発注します。 すると迫られる状況で工場側はシーズン前ともなれば良い物を作りたい気持ちは充分あるのですが 品質を高く維持すると量が作れず 量が作れなくては納期に間に合わず 職人を増やせばコストが合わず・・で、品質をつい・・ではなくても何とかガンバッテ 一人の職人が作れる量以上に作業していると ヘッドはマスター型と都度 形状が違ってしまい(プロ研磨と呼ばれる職域は#1〜S/Wまでを一人の職人が全部削るので時間さえあれば 大丈夫なんだろうけど)#3番を削っているおっちゃんの職工さんと #4番を削っているお兄ちゃんの職工さんのヘッドは・・・・サンドウエッジを削ったおばちゃんヘッドと どうも何か揃っていなくってもシャフトとグリップがくっ付いてしまうとソレナリのセットになってしまうのです。
形状よりも 具合が悪い事にヘッド重量は重すぎるとカタログスペックのバランスより重たくなり販売出来ません。そこで予定の公差(言い方としては逃げ)の内よりメッチャ軽い重量のヘッドも往々に出来あがってしまうのです。そうなると組上げの時 シャフトの内側にツジツマが合うまで砂鉛や真鍮棒を放り込むバランスの合わせ方になり 設計されたマスターヘッドの打点とは全く違うポジションになってしまうのです。バランスが揃っているクラブであっても プレーヤーにはヘッドの重さがどうなっているのかは知ることは出来ません。 
さあ実際ご自分のクラブはどうでしょう?一度左手でシャフトを持ちフェースを水平に保ちながら ボールを右手でフェースにコン、コンと当ててパーカッションエリアを探してください。左手に伝わる感触でスウィートなスポットがフェースのどこか?にきっと存在しますヨ。 ありました?全部の番手がフェースの真ん中、同じ辺りにありました?そのポジションでボールをヒットするとナイスショットになるのです。 ひどくネック寄りにあるようだったら今度は直径が3mm程の番線をグリップのトップ(ヘッドと反対側)の空気抜きの穴から挿しこんでどの辺まで挿しこめるのかチェック。通常はネックから30ミリ位はシャフトの入る止めしろがあり その部分はノリが付き番線はシャフトの先(ヘッドとの当たり)まで入る筈です。ネックまで入りました?ネックのどのあたり?エエ!フェルールキャップ迄いかない?絶句 申し訳ありませんが当店営業時にお持ちください。