5月29日(火)

  NO,014 (バランス計がある為に その3)

 


つい先日ある研修生が相談にやって来ました。クラブを測定していると別注用ヘッドに装着されているシャフトは しっかり硬いフレックスを出そうとしたのか先端でトリミング(切断)されていて しかもシャフト(ヘッド)の先端内側に大量の鉛が入れられていました。もともとそのスティールシャフトは先端ノーカットでシャフトがヘッドに糊付けされる“入り代”の深さまで指定され、しかも 仕上り予定のバランスに対し 0.1gの単位までヘッドの重量を求められ装着されるべき高品質のシャフトなのです。それだけに正確で緻密な本来の製作、組みたて作業をすると プレーヤーからは非常に良い結果が当店では多く期待でき 人気商材のひとつになっています。実験でその研修生にも当店製作の同じシャフト試打を貸して打たせてみたところ 以前つかった(また試打会や他人のクラブ)クラブとは全く違った打感と飛び コントロール性が格段に良いと評価されました。
「これ 同じシャフトなんですか?なんでどの番手も引っかからないで綺麗なフェードが打てるんですか?」
「そう 同じシャフトですよ。アングルをチューンしてあるので貴方の打ち方がいいから フェードが綺麗に出るんですよ。」  その彼は今まで曲がるのは、芯に当たらないのは、セットアップし難いのは全て練習不足や自分の未熟さの為だと思っていた様です。では 
なぜ以前に使っていたアイアンセットが彼程の腕前を持ってしても“合う、合わない”の判断が出来ないのでしょうか?
ショットする度にミスがあるとスウィングをチェックし技術の向上を目指す。当たり前の様で これがゴルフというスポーツの怖いところです。プレイには十数本のクラブを介してボールをヒットするのに そのプレーヤーにあっていないクラブだからと言って磁石の同極同士が接近する様にボールに全くかすりもせず空振りや、
当たっても真後ろに飛ぶことは無いだけに性質が悪いのです。何んとか前へ飛ばす事から次は自分の打ち方次第とガンバッテ打ち続けてしまうのが普通なのです。そのクラブセットはただ注文する時 以前使っていたクラブのスウィングバランスが気に入っていたのでD3.5にして!それに以前は“ちょっと軟かったんで”“少し硬め”が良いんじゃないかな?」と言っただけで二日後に出来あがったそうです。 とんでもない間違いはどうもその一言と 作った工房?の責任にある様ですが そんな別注クラブを使っていては研修生も上達してプロテストに合格するには遠回りですし 今まで費やした時間,費用が無駄になります。インストラクターや研修生諸氏は 当然アマチュアのプレーヤーを指導したり 誘われてプレイに出かけたりしてのお付き合いも多い訳ですから 指導を永く繰り返してもそのスウィングどうりのボールがなぜ出ないのか?指導のとうりに振ってもらえないかをクラブの良し悪しと言う側面から 判断する事も大切だと気付くべきです。 まして自分が使うクラブに疑問や不安があると本来理想のスウィングが出来ないで満足しない筈です。クラブの大切さは[腕]の比ではありません。