7月14日(土)

 NO,020 (申し訳けの無い 酷いお話しその@

 


随分以前の事ですが かなり小柄な初老の方が当店に来られました。
「ある百貨店で店員さんに薦められるまま“ギネス級の軽さ”をうたい文句に最新型アイアンを買ってみたが球は随分左方向に飛ぶんです。」と、相談話しになりました。
老練なその方はかなり昔 シングル直前迄腕をあげ、仕事の忙しさにゴルフを断念 20数年たってようやくここ最近になってゴルフを再開されたそうです。
何せクラブについては浦島太郎状態ですから、デパートの売場も昔と違いどれを手にしても軽いクラブばかり…その当時はパーシモンヘッドにスチールシャフト、皮巻きグリップでアイアンをトップでもしようなら手がしびれて痛くなるようなブレードの薄い鍛造品ばかりの頃でした。
それにしても買った時、このクラブを薦めた店員さんは随分クラブに詳しく理論家で、プレイにも精通していて しかもプロ並みに真っ黒の顔色だった人でした。
今そのデパートに行った帰り当店に寄られたそうです。そんな店員さんを思い出し「左に飛ぶので何とかならない?」と、先日クラブを持ち込まれくだんの店員さんに預けて「ライ角度ですから直しておきましょう」と、預けられ、後日受け取られたその売場で1本1本セットアップをして「?」と思い、ライ角度についての疑問を私に尋ねてみようという事のようです。
背丈からしてかなりのアップライトライに見えます。全部測定し終えてピッチのバラツキや、ロフトもおかしいと素直に申し上げました。
「これ 直してある形跡がないですけど…」と、申し上げると
「全部直しておきました。と、聞いているけど…」
「でも、このアイアンヘッドはアングルが動かない材質なんですけど・・…」
と、全てを言うしかありませんでした。