7月5日(木)

   NO,019 (長さの不思議 ・・・ その2)

 


前回のクイズ?正解を発表します。持ち込まれたウッドは中古ショップで販売されていたクラブだった為, 以前の持ち主が45インチに元々カットして使っていた後に 1インチ継ぎ足して46インチで売りに出し その過程を今の持ち主(当店に持ってきた人)が知らずに中古品として買い 当店が依頼どうりにカットする為グリップを抜いた時 シャフトの継ぎ足し方に不備があって延長している分がグリップの内側に残って グリップといっしょうに抜けてしまった為 長さは45インチでシャフトが終わっている状態だったのです。グリップを抜いたり交換するまで 継ぎ足してあるのか、どうなっているのか?以前のチューンや使われていた状況はわかりませんし 現物の綺麗さや人気度で売り,買いされる中古クラブは我々玄人からは危険極まりない 実は手を出し、手を加えたくない商材です。以前にもフェルールキャップが浮いている(ヘッドと隙間がある)と持ち込まれたクラブは今回の接着剤と同様 一般的に使われる“ボンド”と呼ぶ合成ゴム系のシャフト継ぎ足しには全く不向きの糊が使われていました。ヘッドが何処かに飛んでいかなくて良かったしそれが人にでも当たれば…ケガする事もなくホッとしました。 アイアンでも ロフトやライが動かしやすい(折れやすい部分)ポイントで曲げられていたり,既にクラック(ヒビ)が入っていたりでは もっとロフトを、ライをどうこうという訳には出来ません。皆さん中古車を買う時に綺麗さ、人気度だけでなく もっと他に注意する事故暦、修理暦など大切なポイントある筈ですよネ!
 

   

 

 「長さ」について前回の具体的な説明です。当店では先ずヘッドを上にしてグリップエンドを地面に着けます。通常右用のクラブですとフェースを向こう側に向け(バックフェースが手前側)クラブの右側にルーラーを沿わせます。この時ルーラーの左端面が 地面の側はグリップの右端面より内側(左側)に位置するシャフト(仮りの延伸線)の右端面に沿わせ、ヘッドの方はクラブの向きからするとヒール側部分に沿う事となりますが アンダースラングしたネック(ヒール側へオーバーハングしているタイプ)部分が殆どですから シャフトの右端面を仮に延伸した(スルーボアー状のソールに突き出たシャフト右端)部分に定規を沿わせます。長さは“シャフトの右端面とヒール(ソール)部分の交点(トップオブグリップを含んで)を読み取る”のです。またソールの丸みが多く付いているクラブは前記の板材をソールのタンジェントポイントを接点とし180度・マイナス・ライ角度分 交差する角度を保ちながら 定規との交点を長さとすればどんなクラブ、ソール形状でも統一した長さが読みきれると判断しています。