8月24日(金)

   NO,026 (プレシジョンシャフトについて)

 


今回はプレシジョンシャフトの性能についてリポートします。
以前当店に来場された ツアーにも出場されるシニアプロゴルファーとの意見交換がそもそもの発端でした。老練なそのプロはライセンスを取得された頃ずっと以前より「シャフトがイメージどうりに撓らない、スウィングの良し悪しの領域以上に球がぶれたり、思わぬ飛び方をする」と首を傾げてはクラブに求めるシャフトの性能・マッチングについて かねがねお考えの様子でした。最近ツアーにはグラファイトシャフトが装着されたアイアンを持って行かれて プレッシャーのかかる状況下でも“軽いクラブ(シャフト)を出来る限り力まず振る”ことを心掛けていらっしゃるので 今更スティールシャフトに戻されてはどうですか?とも当方から切り出せず その時はシャフトのスパインアライメントとバランス調整、ロフト、ライとフェースのアングル調整及びグリップの太さ、挿入の向きを調整致しました。
それ以後はイメージ良く球の出方やコントロールをされているようなので このシーズンは是非いい結果が伴えばと期待しております。
 そんなプロに一度当方の試打クラブをお貸しした時、硬いプロレベルフレックスのライフルシャフトより一般アマチュアが振っているようなプレシジョンレベルで言えばR〜RSあたりの硬さを好んで“いい感じだ”とおっしゃっていました。元々は二十数年前にブレーリー博士が考案された振動数管理、理論上何故「レギュラーのフレックスがFCM5.5で、スティッフは6.5」になってしまったかは定かでありません。
しかし一部大手メーカーが先に「5.5をR、6.5はS」何んぞと言って作った為なら消費者は随分迷惑です。
ましてネックに「アジャスト」とは聞こえが良い言いまわしで ツジツマ合わせの鉛、タングステン材を放り込むとプレシジョンシャフトは全くと言って良いほど性能 撓りがイレギュラーになる「本来は高性能なシャフト」なのです。今までにそんないい加減な作りのクラブだとは知らずしてプレシジョンシャフトを評価されていた方々 しかもプロなどは残念でしようがなかったと思います。無垢な状態で重量管理されたヘッドとプレシジョンシャフトの相性、性能はそのプロにとっても最高の撓り、フィーリングと採っていただけた筈ですし プレーヤーが訴えるシャフトの硬さを判断する材料、すなわち数値管理が「振動数=フリクェンシー」と言う一つのファクターであればそれはそれだけに大切な数字をみて判断できる事に他なりません。ところが本来の作業行程で造られなければ振動数も綺麗に揃いませんし打球時に妙でおかしい撓りになります。
 発売され始めた当初はプレシジョンシャフトを扱う時、どんな重量のヘッドにどう挿入し、どうバランスが出るかシャフトの挿し代や ホーゼルの長さまでカリキュレーターを使って読む事ができ それだけマニュアルに沿った手順を踏んで造ると高品質なだけに性能良く、本来の撓りが活かされた素晴らしいシャフトだったのです。私は今も使っていますが確かその当時六千円か七千円でプラスチック製のカリキュレーターを買いました。その当時のカリキュレーターを製作時駆使して今、果たしていくつの工房がやっているか不明です。見かけた時は一安心だと思って良いはずです