9月10日(月)

 NO,028 (ロフト,ライアングル調整について そのA)

 


先日“質問&なんでも掲示板”にメールを頂いた方が来店されました。同じ大阪府下にお住まいで フェアーウエイウッドの「球のつかまり」で苦労されていた“Hikoさん”です。来場され ゆっくりお話しを聴いていただくと「つかまり」の件は直ぐに納得していただけました。 
別件で 持ちこまれたアイアンクラブを測定する間これまでの経緯を聞かせていただけました。キャロウェイをお使いですが以前よりライ角度があわず 左方向に球が飛んで行く不安があった様子です。ところが何軒かチューンナップを依頼に廻られた結果は「出来ません。動かせません。動かすと使っていて折れます。…」とツレナク断られていたそうです。
 同じ大阪府下でもキャロウェイはロフト、ライが動かない代物に化けている様です。
当然ショートスパンの梃子が無ければあの短いネックは捻れませんが、クランプ(挟む)する器材はバイス(万力)があればヘッドを挟む方向の工夫で充分に動かせます。(その後、本来の測定器が別に必要ですが) それらの店は消費者に出来ない仕事だと言いたくないんで「折れるの 動かないの」と返答したのか 出来る事自体を出来ないと解釈しているか当方には判りません。しかしHikoさんには酷な事であったお話しです。
キャロウェイをチャートした表を見ながら 当方の解説とHikoさんが困っていた実情との裏付けは全てズボシ、二つ返事でチューンナップをご依頼いただけました。 調整後の球すじの変化が 店主自らも今後は楽しみです。
 前回より「ロフト、ライ角度の測定と クランプして捻る器材との兼用はダメ!」と記しております。なぜダメなのか 例を出して説明しますと 最近、有名なブランドのウエッヂ類が 随分多く当店に計測依頼にやって参ります。
ロフト、ライ、バンス角を明記して販売されているのですが カタログの数値とは結構違っているので 不安な要素が一般消費者にも感じられる様です。 正確には「ソールインバーションバンス・スクープ」と表記されるその数値は 買われたショップで従前より有る1台の「測定・調整器」で何度か動かし使われていたものです。しかし他店でロフト、ライが何度、何度とハッキリ聞いていても 店主が開発しましたギャレーヂ製測定器で様々なスペックを数値化すると 当店の計測数値とは結構大きな差が有るものでして ましてバンス角まで計測でき ロフト、ライも違っていると消費者はどこの何を信用すれば良いか全く訳がわからなくなるようです。
 それは何故か? 従前よりの既存の器材は
「シャフトの端面にプロトラクター(分度器)を当てて計測する為」が答えです。シャフトが真っ直ぐな円筒形であるうちはシャフト軸線と平行なシャフト端面にプロトラクターを当てても角度は採れます。しかしシャフトにプロトラクターが当たる面は実際に円錐筒の一部分であったりステップが付いていてシャフト軸線よりずれて端面に当てている事になります。 「必要性」とは恐ろしいもので 古い昔の以前より「クランプしながら角度を読める」が「読めるのは動く度合い(数字)であっても ロフトやライのスペック自体ではない」を踏破して それが当然の様にロフト、ライは何度の何度とクラブのスペックが測定出来ると思われている殆どのチューンナップショップが据え付けている妙な現在までの“万能機”になっているのです。