9月14日(金)

 NO,029 (ロフト,ライアングル調整について そのB)

 


結論から申しますと メーカー量産品やそれに準じるクラブ商材は、ロフトやライ角は当店の測定器で計ると「あっていません。いい加減です。」 この断言は過去に数百セット、数千本からの実測データをカタログスペックと照らし合わせたり 番手間のピッチを検討したりしてこのページをご覧の方に告げたい大切な事です。
当店は この業界で社団法人格の“日本ゴルフ用品協会”の傘下に任意で加入しております。協会主催で1996年東京の駐英大使館で開催されたオープンミーティングは4年に1度の大きなルール改正にあたる年でした。その年 明文化された「パターのシャフトは飛球線方向に倒れ角度は20度の範囲…の事(付属規則Uの1のdのii」を
「どんな器材、要領で計るのか?またライやロフトのルール上の制約も含めて測定には決まった器材、方法はあるのか?」
と私は R&Aルール委員コクラン氏に質疑応答タイムの第1番に挙手しました。通訳を介しての返答は「ない」そうです。
「じゃあ、例えば “パターのライ角度は80度を超えてはならない(前記dのi)”ルール規制をサンプル品に対してどうやって超えている,超えていないの判断にしているのか?」
と空かさず問いました。
すると答えは
「大きなテーブルの上にサンプルを載せ 垂直な棒にグリップを立て掛ける。そして大きなプロトラクターに当て80度を超えていなければOK。明らかに超えていればOUT。当て方で微妙な時は何人かの委員が構えて、数値よりスコアーがこのパターを使って格段に違う様か、たいして違わなければその判断次第」
との事でした。
確かに細かい拘りをコクラン氏に一蹴される思いで一瞬辛く感じましたが デジタルの時代には余りにも鷹揚な考えに 今度は日本ゴルフ用品協会の事務局専務理事に
「せめて日本のゴルフクラブにはそれを通用させたくない」
と進言してミーティングは終了しました。その話しはそれっきりですが 少なくともこの業界にはオフィシャルと呼ぶ計測器はR&Aにも存在しないのが実状なのです!その後 たまに電話で知らんフリして
「ロフトやライ角ってどうやって決めているのですか?」
と国内の“各方面”“メーカー”に聞きます。すると
「メーカーがそれぞれキッチリやってます」
「独自の計測器を使い工場でやっております」
「お答えできません」
と様々です。こんなつまらない立ち遅れたいい加減な業界は いずれ世間から抹消される危機感が私にはあります。このままで良いはずがありません。 定義に基づいた言葉どうり 当たり前に計測値が何処の店、工場、人、時間が違っても同じ数値に測定が可能な「ハカリ」はゴルフギャレーヂに少なくとも1台は存在します。それが唯一声を大にして皆さんにお知らせできる事です まだこの業界を見捨てないで下さい