9月28日(金)

 NO,031(ロフト、ライアングル調整について そのC)

 


 ある方がアイアンを買い換える時、さるお店で借りたシャフトの種類だけが違う2本を持って来場されました。どちらが相応しいか当店の判断を仰ぎになられる様子です。測定すると2本共同じ#7アイアンでプレシジョンライフルとツルーテンパーダイナミックゴールドシャフトが装着されています。それぞれ共に購入を希望される同じタイプ、モデルのヘッドは付いているのですがロフト、ライ角度が結構違います。球の飛び出す高さ、距離、方向がこの内容ではシャフトの試打やその後の選定材料になりません。生憎ネックの内に“アジャストの為の鉛”も詰め込まれていました。同一のメーカー、モデルにしてそれだけの「公差」が有る事を告げると驚きもせず 案内した当店の試打システムを御理解頂いてから 早速7本を数回の試打の後 当方へ情報を提供して頂きそのシャフトが装着された試打クラブアイアンセットを使ってラウンド。
そしてシャフトの種類が決定!と言う運びになりました。試打の大切さも当然の事ながら全て同じロフトやライ角度で比べる重要さを改めて認識された様でした。当初どちらかのシャフトしか眼中になかった様子からしてはプレシジョンライフルでも少しマニアチックなウエイトシリーズを選ばれたのは御本人にしても以外な様でした。
 別注やアジャストでライ角度をチューンする時 当店では0.2〜0.5度の単位でアップライトライまたはフラットライに調整します。機械的に0.1度の誤差は許容量と考えますが0.3度も違うと球筋に影響します。まして0.5度違ってしまうと「テークバック出来ない!」「使い物にならない!」と過去に訴えてくる方もいらっしゃいました。私は過去に様々な器材を購入し この業種で実際に使って随分経験をし いろいろ試して初めて知った事です 決してロフトやライの定義や単に言葉尻を取る事より それは存在する器材で満足せず 「どうやって計れば誤差を少なく精度を高め 結果プレーヤーに満足をしてもらえるか?」 が念頭にあるのです。
それだけ大切なライ角度の測定に かねがね従前より紹介する
“ヘッドをクランプしネックを捻ってアングルを調整しながら そのクラブのライ角度やロフト角度まで計測できる器材”で済ます事はズバリ言って無理です。
過去の経験からクラブの当て方や読み方 装着されるシャフトの違いで0.5や1.0度の誤差は発生してしまうものなのです。また最も今まで信ぴょう性が高いと私なりに判断していた台湾製の“グリーンゲージ”と呼ばれる測定だけに用いる器材よりもギャレーヂ製のゲージがより精度高くソールアングルやプログレッションが測定でき 特にウッドヘッドのリアルロフトやソールインバーションが精度高く計測可能な事はヘッドの設計やマスターの製作 商品の検品等でも この業界で広く認知される事を願っています。それらは消費者の為でもあろうかと思うからに他なりません。